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  • <font color="green"><B>日本歯科大学再生医療研究チーム、記者会見を開催</B></font>

2014年10月17日掲載

「歯髄幹細胞で肝臓の再生医療」の実現に近づく

<font color="green"><B>日本歯科大学再生医療研究チーム、記者会見を開催</B></font>

<font color="green"><B>日本歯科大学再生医療研究チーム、記者会見を開催</B></font>
 さる10月17日(金)、日本歯科大学生命歯学部(東京都)において、日本歯科大学再生医療研究チーム(八重垣健教授、石川 博客員教授)による「肝硬変を自分の歯で治療へ、歯髄幹細胞で肝臓の再生医療を実現する」点に関する記者会見が行われた。  研究チームによると、ヒト歯からの歯髄幹細胞を用いた臓器再生研究の一環として、ラットを使って肝再生による肝硬変治療法の前臨床実験に取り組み、移植した全例で治癒することに世界で初めて成功したという。  一連の研究結果の特徴としては以下の点が示された。 ・自己の歯の細胞から短時間で再生した臓器と置換する再生医療が可能に ・歯髄幹細胞から肝臓様細胞ができる ・歯髄からの再生プロトコルは安易で、細胞培養経験者ならば誰でも可能でなおかつコストも抑えられる。 ・これまでの幹細胞移植とは異なり、がん化の可能性がたいへん低い。  今後、肝臓臨床医学の研究機関の協力を募り、早ければ本年度内の臨床応用を目指したいとしている。これにより肝硬変を自分の歯で治療するという画期的な治療法が現実味を帯びてきた。また同時に歯髄バンクを立ち上げる計画も模索されているという。  iPS(人工多能性幹細胞)に続く新しい再生医療として、今後の展開が期待される。

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