2015年12月20日掲載
art & experience Bianco e Rosso (a Year-end Party 2015)開催
(1)「Opening ceremony」
まずは、山本氏が登壇し、マイクロスコープを用いた技工操作のメリットについて解説した。この中で氏は「デジタルがいかに進化してもアナログの作業はなくならない」と強調した。
(2)「テストピース受講生のプレゼンテーション」
本演題は、山本氏が本年度開講した「テストピースコース」の受講者によるプレゼンテーション。加藤友寛氏(歯科医師、千葉県開業)、野口 豊氏(歯科技工士、デンタルアトリエY)、吉田 敦氏(歯科技工士、エールジャパン)、そして高橋栄祐氏(歯科技工士)がそれぞれ登壇し、同コースで製作したサンプル模型の製作にまつわるエピソードについて述べた。
(3)「VOCEメンバープレゼンテーション」
本演題は、山本氏が主宰するスタディグループ「VOCE」メンバー2氏によるプレゼンテーション。ジルコニアで内冠を、AGCにて外冠を製作したケースについて余田圭司氏(歯科技工士、一隅社)が、また日本臨床歯科CADCAM学会の概要について佐々木英隆氏(歯科医師、エスデンタルオフィス)がそれぞれ登壇した。
(4)「参加企業によるプレゼンテーション」
本演題では、小社を含む歯科関係業者の担当者がリレー形式で各5分間のプレゼンテーションを披露。各社ともに来年度の方向性や、現在力を入れている分野・商品などについて提示していた。
(5)「VOCEメンバープレゼンテーション」
(3)の続きとなる本演題では、自身のラボにおけるCAD/CAMの導入の歴史について月岡哲英氏(歯科技工士、ホリス)が、本年3月にドイツのケルンで開催されたIDSのレポートを小屋順平氏(歯科技工士、デジタルクラウン)、山本氏とともに補綴治療を行った前歯部インプラント単冠修復について森岡千尋氏(歯科医師、滋賀県開業)が、香港の歯科技工事情についてBenny Auu Yeung氏(歯科技工士、香港)がそれぞれ登壇した。
(6)「Special lecture」
再び登壇した山本氏は、非常に薄くなることから、2つに分割して製作したポーセレンラミネートベニアの症例を提示。CAD/CAMなどデジタルな歯科技工とは真逆で、かつ非常に繊細なテクニックは、参加者を魅了していた。
この他、講演後にはパーティーが盛大に行われ、1年を締めくくるにふさわしい内容となっていた。