歯科技工士は、専門的な知識と技術を必要とする職業です。歯科技工士はどんな人に向いていて、どういった魅力があるお仕事なのでしょうか。
歯科医師の役割
歯と身体の健康のつながりは大変大きいものです。歯科医師は歯の健康を取り戻す他にも、舌やアゴといった口腔内全般の病気の治療も行います。つまり、全身の健康を守ることも歯科医師としての大切な役割なのです。
また、近年は審美歯科や矯正歯科などに加えて、予防歯科の需要も高まりつつあるなか、高齢化社会の進行に伴い高齢者の口腔ケアの需要も高まりを見せています。このように、歯科としての活躍の場が広がっていることから歯科医師としての役割も増えているのです。
そのため、歯科医療の発展に大きく貢献できる歯科医師が求められています。
歯科衛生士の役割
歯科医師とともにお口の健康を守る仕事をする歯科衛生士は、フッ素（フッ化物）などの薬の塗布や歯垢・歯石など口腔内の汚れを専門的に除去する歯科予防処置の専門家として高い知識や技術を必要とします。
歯科医師の良きパートナーとして歯科医師の診療を補助したり、歯科治療の一部を担当したり、歯科診療をスムーズに行う役割を担っているのが歯科衛生士です。歯科助手よりも任される仕事の範囲が広く、きめ細やかな対応も求められる歯科衛生士は、歯科医療のニーズの変化に伴ってさらに重要視されています。