根未完成歯における処置方法とその問題点

講演内容

　永久歯の根未完成歯において、う蝕や外傷、中心結節の破折によって根管治療を必要とした場合、アペキソゲネーシスやアペキシフィケーションを目的とした処置が行われてきた。近年では、再生歯内療法(リバスクラリゼーション)が行われるようになってきており、処置方法の幅が広がっている。また、根未完成歯に対する適切な治療法の選択は歯の保存と機能回復において重要である。
　本講演ではそれぞれの治療方法とその問題点について、最新の知見と演者の実臨床の経験を交えて考察していきたい。