

セッション

講演内容
歯科治療を行う際に、検査診断・治療計画立案を適切に行うことは自明の理である。また、発生した病態を病因論でとらえ、発症機序を理解し共有することが、質の高い医療を提供するうえで重要な要素である。矯正歯科治療では、「なぜその不正咬合に至ったのか?」「下顎位の偏位はなぜ起きたのか?」など、現在の咬合状態に至った原因と過程を把握することが、機能と審美を両立した安定性の高い治療につながると考える。
本講演では、当院で行っている機能検査から治療経過を通して「なぜ?」から始める矯正歯科治療の勘どころをお伝えする。