目次
PART 1
抜歯のまえに
CHAPTER 1
抜歯のまえに
患者さんへの接し方/術者・患者の姿勢・体位
CHAPTER 2
抜歯に強くなるために
手術の原則/抜歯に対する誤解/上手な手術(抜歯)とは/抜歯の難易度を計る基準
CHAPTER 3
基本手技(1) 切開・剥離
切開の基本/切開の実際/剥離の基本と実際
CHAPTER 4
基本手技(2) 縫合・結紮・抜糸
縫合の基本/結紮法/縫合法/抜糸法
CHAPTER 5
局所麻酔(1) 浸潤麻酔,下顎孔伝達麻酔
「局所麻酔」が抜歯・手術成功のカギを握っている!/無痛でよく効く局所麻酔で全身的トラブルを防げる!/注射時の痛みの原因/痛くない浸潤麻酔のポイント/浸潤麻酔をよく効かせるポイント/下顎孔伝達麻酔/下顎孔伝達麻酔の特徴/下顎孔伝達麻酔の手技の実際/下顎孔伝達麻酔のポイントのまとめ/浸潤麻酔・下顎孔伝達麻酔のまとめ
CHAPTER 6
局所麻酔(2) 局所麻酔にともなう全身的偶発症
局所麻酔と治療中の全身状態の急変・変化/神経性ショック/エピネフリン過剰反応/過換気症候群/局所麻酔薬アレルギー/局所麻酔薬中毒/内科的疾患の悪化
PART 2
抜歯手技
CHAPTER 7
鉗子抜歯
鉗子抜歯のポイント/鉗子抜歯の対象となる歯/鉗子の種類と選択/鉗子の持ち方/鉗子の動かし方/鉗子抜歯のトラブル/おかしやすい誤り/鉗子抜歯の実際
CHAPTER 8
へーベル抜歯
ヘーベル抜歯のポイント/ヘーベル抜歯の対象となる歯/ヘーベルの種類と選択/ヘーベルの作用原理/効果的なヘーベルの使い方/ヘーベルで抜けないときの理由と対処/ヘーベル抜歯のトラブル
CHAPTER 9
歯の状態別の抜歯法(1) 残根歯(単根歯,複根歯)
残根歯抜歯のポイント/エックス線写真の読影のポイント/残根歯の抜歯の問題点/残根歯の抜歯の問題点の解決法と抜歯のポイント
CHAPTER10
歯の状態別の抜歯法(2) 上顎埋伏智歯
上顎埋伏智歯の抜歯時のポイント/エックス線写真の読影のポイント/上顎埋伏智歯の抜歯の問題点/上顎埋伏智歯の抜歯時の局所麻酔/上顎埋伏智歯の抜歯の手順/上顎埋伏智歯の抜歯時のトラブルの種類と対処/上顎埋伏智歯の抜歯の実際
CHAPTER11
歯の状態別の抜歯法(3) 下顎埋伏智歯(半埋伏歯,水平埋伏歯)
下顎埋伏智歯の抜歯のポイント/下顎埋伏智歯の抜歯の原則/下顎埋伏智歯のエックス線写真の読影/浸潤麻酔/切開線の設計/歯肉切開・剥離/歯冠の露出,最大豊隆部の開放/歯冠分割/ヘーベルによる歯根の脱臼/歯根の分割/縫合/遠心傾斜歯の抜歯/歯胚抜去
CHAPTER12
歯の状態別の抜歯法(4) 上顎正中過剰埋伏歯,小臼歯の半埋伏,舌側転位歯など
上顎正中過剰埋伏歯/小臼歯の半埋伏/小臼歯の舌側傾斜歯
PART 3
抜歯のトラブル
CHAPTER13
抜けないときの対応
はじめに/まず落ち着く,休憩する/エックス線写真を見直す/よく見えるようにする(視野・術野の確保)/抜けない原因を考えて,問題点を解消する/抜けない原因/同じ操作を延々と続けないで,つぎの手(対処法)をつぎつぎと繰り出す/抜歯を中止して歯根を残す
CHAPTER14
抜歯後の処置
抜歯後の処置/術後管理/患者さんへの説明
CHAPTER15
偶発症とその対応(1) 出血
抜歯時にもっとも多い偶発症・出血/止血法の種類と止血剤(材)/術中止血/後出血
CHAPTER16
偶発症とその対応(2) 神経損傷
抜歯時の神経損傷はどんなときに起きる?/神経損傷の診断法は?/神経損傷の治療法/知覚鈍麻の判定認定医のいる病院は?
CHAPTER17
偶発症とその対応(3)
ドライソケット・上顎洞への穿孔・上顎洞歯根埋入・下顎智歯の舌側軟組織内埋入・皮下気腫
ドライソケット/上顎洞への穿孔/上顎洞歯根埋入/下顎智歯の舌側軟組織内埋入/皮下気腫
APPENDIX
抜歯のための推薦器具
参考文献
索引