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患者さん向け待合室で読める1・分・間コラム~nico 2018年5月号より~

2018年5月号

nico 2018年5月号(新聞クイント6月号掲載分)
『だいじょうぶかな?ちょっと気がかり。妊婦さんの歯科治療!』より 代田あづさ/児玉実穂(ともに日本歯科大学附属病院)

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「妊娠すると歯が悪くなる」とよくいわれますが、これは本当のことです。妊婦さんのお口の中は、つわりで歯みがきが難しくなったり、歯周病菌の好む女性ホルモンがさかんに分泌されるので、むし歯菌や歯周病菌が増えやすくなります。そのため、歯痛に悩む妊婦さんや、歯ぐきを腫らす妊婦さんは少なくありません。
さて、そういうときに気になるのが、歯科治療で使われる麻酔薬やレントゲン。今月は、そうした妊婦さんならではの歯科治療の気がかりにお答えします。

気がかり① 歯科の麻酔薬

歯科の局所麻酔で使われているのは、お産に使われているものと同じ麻酔薬です。一般的な歯科治療でもっとも多く使われている麻酔薬「リドカイン」は、無痛分娩や帝王切開にも用いられ、妊娠全週で問題なく使用できるとされています。

気がかり② 歯科でもらうお薬

お薬の安全性については、お腹の赤ちゃんに実際に試してみるわけにはいかないため、確認されているお薬はありません。歯科では、比較的安全性が高いとされるお薬を、その効果が赤ちゃんへの影響を上回ると判断した場合に限り、必要最小限の処方をしています。

気がかり③ レントゲンの被ばく量

歯科のレントゲン撮影の放射線量は、歯科用デンタルレントゲン撮影1枚につき約0.008mSv(ミリシーベルト)。パノラマレントゲン撮影1枚につき約0.01mSvです。
日本に住んでいる人が1年間に浴びる自然放射線量は約2.1mSv。デンタル1枚の放射線量はその1/262、パノラマ1枚も1/210にすぎません。
「産婦人科診療ガイドライン産科編2014」によれば、「50mSv(=50mGy)未満の放射線量であれば、お腹の赤ちゃんへの影響と被ばく量との間に関連は認められない」とされています。ご不安な場合は、撮影時に防護エプロンを着ると、腹部の被ばく量をさらに減らせます。

妊娠中でも、基本的には通常の歯科治療を受けられます。治療を躊躇すると思わぬ悪化をまねくこともあるので、症状が軽いうちに歯科医院で検査を受け、産科の主治医と相談しつつ、体調に合わせて治療を受けましょう。特に重度の歯周病の炎症は「低体重児出産(早産)」に関連するといわれています。早めに歯科に相談して、プロのサポートを得ながら大切な歯と赤ちゃんを守ってくださいね。

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