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患者さん向け待合室で読める1・分・間コラム~nico 2018年8月号より~

2018年8月号

nico 2018年8月号(新聞クイント9月号掲載分)
『どれが本当に効果的な方法? みんな知りたい! 歯みがきの科学。』より 花田信弘(鶴見大学)

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 歯みがきの仕方って「本当のところどれが正解なのかなあ?」と迷ってしまうこと、ありませんか? ご自分の歯みがきに「自信がない」という方へ、効果的な歯みがき法をお届けします。

1 日何回みがくと効果的?

 歯みがきは、回数より質です。科学的根拠のある歯みがき法は、じつは「最低でも1 日1 回、しっかりとバイオフィルムやプラークを除去すること」。残念ですが、回数だけ増やせば効果が上がるというものではありません(ただし歯みがきのたびにフッ素配合歯みがき剤を使えば、フッ素のむし歯予防効果は期待できます)。
 むし歯菌が糖を取り込んでバイオフィルムをつくるまでには約18 時間。そのバイオフィルムが熟成し、しつこいベタベタになるまでに3 〜 4 日。歯周病菌は一晩放っておくと1,000 倍に増えます。
 ということは、細菌が隠れている場所を狙って、最低1 日1 回、きちんと歯みがきし除去していれば、むし歯菌や歯周病菌が勢力を伸ばしてしまう前に、先手必勝で彼らの活動を抑え込むことができるというわけです。

1日1回はじっくり時間をとって

 そこで、「朝は忙しくてじっくりみがくのは無理」という方なら、朝はバイオフィルム除去効率の良いデッキブラシタイプ(毛先がフラットカット)の歯ブラシでザッとみがき、足りない分は1 日の終わりのホッとできる就寝前に、というのはいかがでしょう。1 日1 回バイオフィルムとプラークの両方を意識し時間をとってていねいにみがき、フロスや歯間ブラシでお掃除しましょう。  

3〜4か月毎のメインテナンスを

 ただし、「人生100 年」が現実になろうとする今、人生の最期まで歯をもたせるには、人生50 年の頃と同じ方法を続けていてはとても無理。従来の「歯みがきオンリーのケア」に「何か」を足す必要があります。そこで歯科では、歯石除去と、その後の3〜4か月ごとにメインテナンスを受け、歯と歯ぐきの中のクリーニングを受けていただくようおすすめしています。
 むし歯菌も歯周病菌も、クリーニング後3 か月ほどで元気を回復することが研究により明らかになっており、細菌が暴れ出すのを抑えるには、3 〜 4 か月おきのクリーニングがギリギリのリミット。
 平均寿命が延び続けている今、歯を一生使い続けるために、歯みがきの質の向上と、歯科医院の定期的なメインテナンスで歯を守っていきましょう。   

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