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患者さん向け待合室で読める1・分・間コラム~nico 2019年1月号より~

2019年1月号

nico 2019年1月号(新聞クイント2月号掲載分)
『詰め物が取れた、被せ物が割れた? 歯の天敵? 歯ぎしりにご用心!』より 青木 聡(東京都開業)

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 「詰め物がよく取れる」「朝起きるとあごが痛い・だるい」「歯がすり減っていたり、欠けたり割れたりする」といった経験はないでしょうか。それはもしかすると、“睡眠中の歯ぎしり”が原因かもしれません。

「良い歯ぎしり」と「悪い歯ぎしり」

 じつは歯ぎしり自体は、日中に受けたストレスを睡眠中に発散して脳とからだの健康を保つための無意識の行動で、本来は悪い癖などではありません。
 しかし、噛み合わせがよくない方の場合、睡眠中の歯ぎしりが、強い力で歯を削ったり揺さぶったりする「悪い歯ぎしり」となってしまうことがあります。
 上の歯と下の歯がうまく噛み合っている良い噛み合わせの方は、歯ぎしりをしても上下の犬歯が力を受けとめてくれます。歯ぎしりの力を、長くて丈夫な歯根をもつ犬歯が引き受けてくれるので、ほかの歯にはほとんど負担がかからずにすみます。
 一方、犬歯がガチッと噛み合わない、奥歯ばかりで歯ぎしりするようなお口の場合、奥歯に直接、強い力がかかります。あごの動きにもストップがかからないので、下あごがグラインドしやすく、広範囲に歯が削れていってしまいます。
 歯ぎしりをする方は、平均8時間の睡眠中に約40分間も強い力で噛む(通常は約15分)そうです。もしこれが悪い歯ぎしりだった場合、歯をいかに傷めてしまうか容易に想像できるのではないでしょうか。  

悪い歯ぎしりから歯を守るには?

 歯ぎしりによる被害を防ぐもっともポピュラーな歯科治療は、マウスピースを使う方法です。就寝中にマウスピースを装着し、力のかかり方を修正して歯やあごを守ります。また、良い噛み合わせをつくる矯正治療は、悪い歯ぎしりを良い歯ぎしりへと変える根本的な改善策です。
 こうした治療と同時に重要なのが、就寝前のイメージトレーニング。「歯ぎしりをしないぞ」と繰り返し唱え自分を暗示にかけます。簡単なわりに効果があり、歯ぎしりが4割減るともいわれています。
 くわえて、生活習慣や癖の改善も大切。歯ぎしりは眠りの浅いときに起きやすいので、寝床でスマホを操作しない、ぬるめの風呂にゆったり入るなど、快眠できる生活習慣を整えるほか、日中に噛みしめていることを自覚したら、スッと力を抜いて歯が接触しないようにしましょう。
  * * *
 むし歯や歯周病で歯が弱っているところに悪い歯ぎしりが加わると、被害がより甚大に。悪い歯ぎしりにぜひご用心を!  

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