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患者さん向け待合室で読める1・分・間コラム~nico 2021年6月号より~

2021年5月号

nico 2021年6月号(新聞クイント7月号掲載分)
『STOP! 口腔機能低下症。ムセ、せき払い… 見逃すな! お口の老化のサイン』より
松島良次(東京都開業)/塚本佳子(歯科衛生士)

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 加齢にともない進行するお口の老化は、ムセやすくなる、食べ物が飲み込みにくくなるだけでなく、窒息や誤嚥性肺炎のリスクとなります。お口の老化を予防するには、まず「お口の老化のサイン」に気づくことが大事です。   

お口の老化、始まってませんか?

 お口の老化は早めに気づけばそのぶん予防もしやすいのですが、そもそもご自分のお口の機能が衰え始めていることに気づいていない方が多いです。
 たとえば最近、せき払いが増えましたか? 食べ物がのどにつかえる感じがすることが増えましたか? 歯科治療中にお口に水をためていられず、ムセてしまったことはありませんか? ガラガラ声など、声がかすれてきましたか? こうした変化は、お口の老化を示すサインです。
  


お口の老化はなぜ怖い?

 お口の老化、つまりお口の機能が低下していくと、どのようなことが起こりうるのでしょうか。まず思い浮かぶのが「うまく食べられなくなる」ことです。しかし、それよりも怖いのがムセと窒息、誤嚥性肺炎です。
 気管に入った異物を吐き戻すムセという行為は、身体にとても負担をかけます。シニアの身体には思わぬダメージとなりかねません。また、ムセができているうちはいいのですが、できなくなると窒息の危険性が高まります。
 誤嚥性肺炎は、唾液に含まれる細菌が誤って肺に入って増殖し、炎症(肺炎)を引き起こす病気です。多くの高齢者の命を奪っているのは、みなさんもご存じでしょう。お口の機能が低下すると、これらのリスクが非常に高まるのです。   


お口の老化を防ぐエクササイズ

 お口の老化のサインに気づいたら、お口の筋肉を鍛えるエクササイズで改善と予防をしましょう。
 「上向きうがい」は、水をひと口ふくみ、顔を上げて10~15秒かけてガラガラとうがいします。少し時間をかけてうがいすることで、のどにある喉頭蓋の弁が鍛えられ、誤嚥しにくくなります。
 「ベロ回し」は、お口を閉じ、歯の上を舐めるように、舌を右に10回、左に10回ゆっくり大きくまわします。舌の力が鍛えられ、飲み込みがしやすくなります。
 どちらも最初はハードですが、余裕でできるようになったころには、お口の老化は相当に改善されていますよ。
 nico 6月号では、ほかにも簡単にできて効果のあるエクササイズをご紹介しています。ぜひご一読ください。   

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