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Gnatho-Guide Occlusion(GGO)システム

【読み】
なそがいどおくるーじょん(じーじーおー)しすてむ
【英語】
Gnatho-Guide Occlusion(GGO)system
【書籍】
患者一人ひとりに真に調和した咬合面のつくりかた
【ページ】
12

キーワード解説

 Gnatho-Guide Occlusion(GGO)システムとは、2022年に佐々木が提案した、患者一人ひとりに真に調和した補綴装置の咬合面をつくるための新手法である。咬合面形態と咬合接触の付与において、患者の顎運動から得られたさまざまな情報をCAD/CAMを用いて直接反映する手法であり、近年のデジタル技術の発展とジルコニアの普及にともない実現可能となった。GGOシステムの具体的なステップは、1)安定した咬頭嵌合位の確立、2)上下顎模型の製作・咬合器付着・スキャン、3)顎運動記録用コーピングの製作、4)コーピングを用いた対合歯咬合面の運動経路の記録、5)ファイナルプロビジョナルレストレーションの製作、6)ファイナルプロビジョナルレストレーションの装着・使用、7)ジルコニア製最終補綴装置の製作、8)最終補綴装置の装着、となる。