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安全に減張された伸展フラップ

【読み】
あんぜんにげんちょうされたしんてんふらっぷ
【英語】
extended safety flap
【書籍】
Vertical 2 骨造成 垂直的および水平的歯槽堤増大術の完成形
【ページ】
321、331、491

キーワード解説

 Urbanが提唱する骨補填材料などで骨移植を行う際のフラップの伸展方法。外科用メス(15Cメス)で角化粘膜を全層、歯槽頂切開する。頂部切開の遠心への延長は、レトロモーラーパッドの2mm以内で終了する。外科的アクセスのために、下顎の冠状突起に向かって遠心から斜めに垂直切開を行う。垂直切開は、手術部位から少なくとも1歯分(好ましくは2歯分)離れた中頬側に行う。骨膜エレベーターを用いて歯肉‐歯槽粘膜境を越え、骨欠損部を少なくとも5mm越えて全層フラップを反転させる。この段階で骨膜解放切開を行わなければならない。骨膜が瘢痕化している場合は、骨膜形成術を行う。