機能的下顎運動

【読み】

きのうてきかがくうんどう

【英語】

functional mandibular movement

【書籍】

ザ・クインテッセンス 2024年8月号

【ページ】

44

キーワード解説

　生体が生命活動をするために必須の、意識下、無意識下ともに行える生理的運動である。顎口腔系の機能としての下顎運動には咀嚼、嚥下、発語といった生理的な運動があり、機能の主体をなす咀嚼については咀嚼運動中枢による反射的な運動としての側面がある。パラメータとしては、顎運動の滑らかさ、運動の再現性、運動路の対称性、顆路の収斂度等が挙げられ、個人差や個体差があり診断的価値は高いにもかかわらず、臨床検査の結果が提示されているケーススタディは稀である。