食べ物が歯間にはさまることの弊害
- 【読み】
- たべものがしかんにはさまることのへいがい
- 【書籍】
- nico 2024年8月号
- 【ページ】
- 10
キーワード解説
食べ物が歯間部にはさまったり、詰まりやすい口腔は不快で、プラークが溜まりやすい状態である。しかしこれら不具合だけでなく、さまざまなトラブルやリスクが潜んでいる可能性がある。というのも、はさまる・詰まるような部位は、う蝕による欠損部や修復装置欠損部、歯肉退縮部、歯の挺出部であったりするからである。そのような口腔の変化に多くの人は自身で気づくことはできず、しかも状態に適したケアができていない。食べ物がはさまることは「ささいなこと」と思われがちであるため、歯科受診を促し、必要であれば治療をして、口腔内にあったセルフケアの指導をすることが大切である。