動水力学説
- 【読み】
- どうすいりきがくせつ
- 【英語】
- hydro dynamic theory
- 【書籍】
- 非う蝕性歯頸部歯質欠損 NCCL
- 【ページ】
- 72
キーワード解説
動水力学説は、象牙質知覚過敏が起きるメカニズムとして現在もっとも有力だと考えられている説である。その内容は、露出した象牙質表面に加わった物理的、化学的刺激によって象牙細管内の組織液が移動して、歯髄側に位置している神経終末が刺激されて痛みが生じるというものである。そのため、象牙質知覚過敏が起きる条件として、1)象牙質が口腔内に露出すること、2)象牙細管が口腔側から歯髄側まで開いていることの2つが考えられている。