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オパール陶材

【読み】
おぱーるとうざい
【英語】
opal porcelain
【書籍】
QDT 2024年9月号
【ページ】
72

キーワード解説

 天然歯がもつオパール効果を再現可能な築盛用陶材。オパール効果とは、「光の散乱」により青白く見え、「光の拡散」によりオレンジっぽく見える効果のことである。オパール陶材のメカニズムは、陶材に添加するピグメント(顔料)を光の波長よりも小さくすることで、光の透過時にピグメントが振動を起こし、その振動によって「光の散乱と拡散」を起こすというものである。1989年に山本氏が、松風社の陶材として「ユニボンドヴィンテージ オパール陶材」を開発し、その後、他の陶材メーカーもオパール効果をもつ陶材を開発し、それぞれのラインナップに加えることとなった。