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フェイススキャナ

【読み】
ふぇいすすきゃな
【英語】
face scanner
【書籍】
臨床家のための矯正YEARBOOK2024
【ページ】
159

キーワード解説

フェイススキャナにはストラクチャードライト方式(Structured light、以下、構造化光タイプ)とステレオフォトグラメトリ方式(Stereo Photogrammetry、Structure from Motion 以下、SfMタイプ)の2種類の撮影方法が主に用いられる。構造化光タイプは、1台のプロジェクターと1台のカメラで構成される。この方式は三次元メッシュデータを正確に捉えることができるが、動きのある(可動)物体を捉えることが困難である。一方、SfMタイプは2台のカメラで構成され、可動物体を撮像することができるが、平面的な顔の患者など、構造物上の点が十分な特徴をもたない場合は対応する点をすべて検出することができない。そのため、三次元メッシュデータの精度が低下する。実際にこれらのシステムを比較すると、構造化光タイプでは、複数の画像を高速に撮影するために産業用カメラを使用する必要がある。