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危険温度帯

【読み】
きけんおんどたい
【英語】
Temperature Danger Zone:TDZ
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2024年11月号
【ページ】
101

キーワード解説

危険温度帯とは、細菌やウイルスなどの微生物が繁殖しやすい温度帯を指す。厚生労働省によれば、一般的に10~60℃の間がこの温度帯とされる。加熱調理した食材が冷えてくる段階で、この温度帯を可能な限り速く通過させ、留まる時間を短くすることが重要となる。また、Listeria monocytogenesという細菌は5~10℃で繁殖するのでこの温度帯にも注意が必要となる。さらに、病原性大腸菌O157の繁殖にもっとも適した温度は37℃であり、18分でその数は倍になる。