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モーションアプライアンス

【読み】
もーしょんあぷらいあんす
【英語】
motion appliance
【書籍】
JAO[Journal of Aligner Orthodontics]日本版 2024年No.6
【ページ】
114

キーワード解説

スペインの歯科医師Carriere によって開発された歯列遠心移動装置で、一般的に「カリエールモーション」とも呼ばれる。マルチブラケット装置やアライナー型矯正装置による矯正歯科治療の前準備として、犬歯から臼歯部までの遠心移動を先に行うことで、効果的にⅠ級関係を構築することができるとされる。Ⅱ級用は、ボールジョイントのある遠心端(第一大臼歯に接着)と、フック形状が付与された近心端(犬歯に接着)がバーで連結されており、ボールジョイントを支点にしてバーが三次元的に回転する。Ⅲ級用は遠心端にボールジョイントがなく、バーは回転しない。また、切歯には装着しないため審美性を有する。