サージカルドレッシング

【読み】

さーじかるどれっしんぐ

【英語】

surgical dressing

【書籍】

YEARBOOK 2025　8ステップで学ぶ！　自家歯牙移植Q&A

【ページ】

22

キーワード解説

サージカルドレッシングとは、被膜材などで創傷部位を保護することをいう。自家歯牙移植における術後の治癒でまず大切なことは、移植歯周囲からの感染を防ぐことである。したがって、移植歯周囲を歯肉弁で緊密に縫合することと、サージカルドレッシングで創傷部位を保護することが大切である。サージカルドレッシングを保持するために、リンガルボタンを利用する。リンガルボタンをグラスアイオノマーセメント(GIC)で隣在歯に接着する。GICは口腔内では約1分で硬化し、前処理なしで金属や歯質に接着するので簡便である。また、感染の防止を目的として、抗生剤を3日間投与する。サージカルドレッシングは通常術後7日目に除去する。