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Begg法

【読み】
べっぐほう
【英語】
Begg technique
【書籍】
JAO[Journal of Aligner Orthodontics]日本版 2025年No.1
【ページ】
128

キーワード解説

1954年にBeggが発表し、考案・改良のすえ1961年にライトワイヤー法として完成した、マルチブラケットによる矯正歯科治療法である。本法では、前歯部の後方移動には弱い力(60~70g)、大臼歯部の近心移動には強い力(100~120g)を用いることで、目的とする歯の移動を効率的に行う。この理論を応用することで、ヘッドギアなどの顎外固定装置が不要となるとされる。本法の治療ではステージを3つに分け、おもな歯の移動様式として傾斜移動を用いることによってより早い移動が可能となるが、傾斜後の歯は歯軸を整直させる必要がある。