アライナー矯正治療におけるフォーメーション側方拡大
- 【読み】
- あらいなーきょうせいちりょうにおけるふぉーめーしょんそくほうかくだい
- 【英語】
- lateral expansion of formation with aligner orthodontic treatment
- 【書籍】
- アライナージェネレーション
- 【ページ】
- 67
キーワード解説
アライナー矯正治療はマルチブラケットシステムの拡大方法とはまったく異なる移動方法が行える。そのひとつにフォーメーション側方拡大があげられる。これは4つの固定源(移動しない歯)とその間の側方拡大する歯に分けて行う方法である。左右の第二大臼歯(第三大臼歯が存在する場合は第三大臼歯を利用)と左右の犬歯を固定源(移動しない歯)としてその中間の歯を側方拡大する。この方法の最大のメリットは中間の歯(4本~3本)を同時に拡大させるとともに固定源の歯が存在しているので、拡大に左右差が出ず、より確実な移動結果が期待できる。なお、このフォーメーション側方拡大にはスクウェアアンカレッジ(4本固定源で左右側方拡大)とトライアングルアンカレッジ(3本固定源で少ない固定現側の方拡大量が多い)の2タイプがある。