矯正歯科における人工知能の活用
- 【読み】
- きょうせいしかにおけるじんこうちのうのかつよう
- 【英語】
- AI in orthodontics
- 【書籍】
- JAO[Journal of Aligner Orthodontics]日本版 2025年No.2
- 【ページ】
- 132
キーワード解説
2025年現在、矯正歯科臨床において人工知能(AI)が実用化され論文にて検証されている分野には、①STLファイルのセグメンテーション(口腔内スキャン画像から歯冠と歯肉の境界を自動識別および分離)、②CT画像を用いた顔面頭蓋骨と歯の抽出および三次元モデルの再構成(CT画像から歯根領域をトレースして三次元モデルを再構成)、③自動セファロトレース・計測(セファロトレース時のランドマークの自動検出など)がある。ただしAlbalawiら(2022)は、AIの判断は絶対ではないこと、慎重に扱うべきものであること、その結果は検証されるべきであることを、矯正歯科医は正しく理解することが望ましいとしている。