外歯瘻
- 【読み】
- がいしろう
- 【英語】
- exteral dental fistula
- 【書籍】
- マイクロデンティストリーYEARBOOK2025
- 【ページ】
- 49
キーワード解説
外歯瘻は、歯原性の慢性化膿性炎症により顔面皮膚に形成された排膿路である。瘻孔の多くは歯肉に形成され内歯瘻と呼ばれるが、稀に瘻孔が顔面皮膚に形成される場合は外歯瘻と呼ばれる。
外歯瘻の好発部位は頬部で、次いで顎の正中付近に現れ、稀に鼻翼基部、内・外眼角部、顎下部にも認められる。その治療法は、まず原因病変の歯科治療を行うのが原則であり、根尖性歯周炎が原因の場合は、まず原因歯の感染根管治療を行う。根管治療が奏功しない場合には、歯根尖切除術が行われる。