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切歯結節

【読み】
せっしけっせつ
【英語】
mamelon of the incisal edge
【書籍】
歯科衛生士 2025年4月号
【ページ】
54

キーワード解説

切歯結節は、基底結節がとくに発達し、円錐状のとがった突起を形成しているものを指す。発生の理由は不明で、前歯では「切歯結節」、前から数えて3番目の歯は「犬歯結節」といい、まとめて「基底棘」ともいわれる。乳歯、永久歯の前歯に多く、とくに乳歯では前歯と両側に観察される。突起の内部には歯髄を含むこともあるため、突起が噛み合う歯に当たることで削れたり、欠けたりしないよう注意する必要がある。