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行動変容ステージ

【読み】
こうどうへんようすてーじ
【英語】
stage of behavior change
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2025年3号
【ページ】
20

キーワード解説

Prochaskaらにより禁煙教育を目的とした研究で開発されたTranstheoretical Model(人が行動を変えるプロセスを段階的に示したモデル)の中核概念のひとつ。現在では、禁煙を含む12種類の健康行動に対する保健指導などに応用されている。
行動変容ステージは、人の行動変容に対する準備性にそって5段階に分類され、準備性の低いほうから①無関心期(行動する気がまったくない)、②関心期(行動する気があるが今すぐではない)、③準備期(今すぐ行動したい)、④実行期(行動を開始している)、⑤維持期(行動が継続して行われている)となる。
それぞれの準備性に応じた介入・支援を行うことでステージが変化するが、どのステージにおいても逆戻りする可能性があり、ステージを行き来しながら行動目標を達成する。