薬剤耐性
- 【読み】
- やくざいたいせい
- 【英語】
- antimicrobial resistance
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2025年5月号
- 【ページ】
- 110
キーワード解説
薬剤耐性とは、細菌やウイルス、真菌、寄生虫などの微生物が、抗菌薬(微生物質)や抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬といった薬剤に耐性をもち、それらの薬が効かなくなる現象のこと。とくに、さまざまな細菌が抗菌薬に対して耐性を獲得し、感染症の治療が困難になるという事態が近年起こっている。抗菌薬が効かない細菌が増加すると、以前は抗菌薬によって治療が可能であった感染症(肺炎や敗血症など)により命を落とす危険性が高まる。