目次
第1章 これだけは知っておきたい感染管理Q&A
プロローグ 新しい時代の感染管理の基本をおさえよう (柏井伸子)
1.改正医療法 ここがポイント!
2.感染管理の“これまで”と“これから”
感染管理の基礎知識 編
Q1 そもそも「感染」ってどういうこと? (柏井伸子)
Q2 ひとくちに「感染症」といってもいろいろあると思うが… (柏井伸子)
Q3 感染したからといって必ずしも発症するとは限らないのはなぜ? (柏井伸子)
Q4 感染を成立させる要因は? (柏井伸子)
Q5 歯科関係者がとくに気をつけたい感染経路は? (柏井伸子)
Q6 感染を引き起こす病原微生物の種類やその違いは? (柏井伸子)
Q7 「感染管理」のために具体的にすることは? (柏井伸子)
Q8 感染管理は「何らかの疾病を抱えている」など特別な人を意識して行えばよいの? (柏井伸子)
Q9 医療現場における「手洗い」でとくに気をつけなければならないことは? (柏井伸子)
Q10 医療現場における「手洗い」の目的と方法は? (柏井伸子)
Q11 感染から身を守り、安心して作業できるために必要なものは? (柏井伸子)
Q12 感染予防のために器材を適切に処理する手順を教えてほしい (柏井伸子)
Q13 滅菌を確実に行うために気をつけなければならないことは? (柏井伸子)
Q14 感染管理を考えた院内環境を整えるためのポイントは? (柏井伸子)
Q15 施設内の感染管理を行ううえでの“はじめの一歩”は? (柏井伸子)
Q16 なぜ滅菌ガウンやドレーピングが必要なの? (柏井伸子)
Q17 器材はすべて滅菌しなければならないの? (柏井伸子)
洗浄・消毒 編
Q18 洗浄しなくても薬液消毒をしていればよいの? (伏見 了)
Q19 消毒薬の種類と特徴、各消毒薬の微生物に対する有効性について知りたい (伏見 了)
Q20 消毒薬の調整・保管をするときの注意点は? (伏見 了)
Q21 消毒、殺菌、除菌は同じ意味? (伏見 了)
Q22 器材につく汚れにはどんなものがあるの? (伏見 了)
Q23 器材の洗浄方法として「手洗浄」と「器械洗浄」で効果はどれだけ違うの? (伏見 了)
Q24 手洗浄を効果的に行うために気をつけることは? (伏見 了)
Q25 超音波洗浄を効果的に行うために気をつけることは? (伏見 了)
Q26 器械洗浄器を効果的に使用するために気をつけることは? (伏見 了)
Q27 洗浄時の身支度で気をつけることは? (伏見 了)
Q28 医療用洗剤の基本成分と特徴は? (伏見 了)
Q29 ハンドピースは洗浄せずアルコール清拭をすればよいの? (柏井伸子)
Q30 感染管理のためにエアタービンの取り扱いで気をつけることは? (田中徳之)
Q31 きちんと洗浄できたかどうかの判定はどのようにすればよいの? (伏見 了)
Q32 医療用器材の洗浄に家庭用食器洗浄器を利用しても構わないの? (伏見 了)
滅 菌 編
Q33 滅菌された状態とは?(滅菌保証レベルについて) (高階雅紀)
Q34 滅菌法にはどんな種類があるの? (高階雅紀)
Q35 高圧蒸気滅菌法の原理と、その利点・欠点を知りたい (高階雅紀)
Q36 飽和蒸気って何?(蒸気の質について) (高階雅紀)
Q37 高圧蒸気滅菌器にはどんな種類があるの? (高階雅紀)
Q38 滅菌にはなぜ包装材が必要なの? 包装材にはどんなものがあるの? (高階雅紀)
Q39 つねに高圧蒸気滅菌器の性能を発揮するために大切なことは? (高階雅紀)
Q40 インジケータって何? (高階雅紀)
Q41 滅菌に必要な日常のモニタリングと管理について教えてほしい (高階雅紀)
Q42 滅菌物の有効期限はどのように決めればよいの? (高階雅紀)
第2章 院内感染対策 ここが知りたいポイント集
プロローグ 標準予防策に基づいた感染管理を実践しよう (柏井伸子)
1.感染管理の環境設定のポイント
2.院内マニュアル作成のポイント
感染管理の実際1 一般診療における器材処理のポイント (佐藤久美子)
はじめに ─器材処理の流れと手順
ここがポイント[1] 手洗い
ここがポイント[2] 身支度
(1)グローブ
(2)マスク
(3)ゴーグル、フェイスシールド
ここがポイント[3] ハウスキーピング
(1)環境の消毒
(2)観葉植物
ここがポイント[4] ユニット周り
(1)スピットン
(2)バキュームホース内の洗浄
(3)ラッピング
(4)基本セットの処理
(5)歯ブラシの使いまわし
(6)義歯・補綴物の調整
(7)根管治療用器材
(8)印象用トレー
(9)紙練板・スパチュラ
(10)予防処置用器材
(11)歯周外科用器材
(12)抜歯用器材
(13)技工室の印象物
おわりに
感染管理の実際2 インプラント治療における感染管理のポイント (山口千緒里)
はじめに ─術前・術後の器材処理の流れ
ここがポイント[1] 環境設定
(1)手術室と歯科用ユニット
(2)手術室の空調管理
(3)環境の消毒
ここがポイント[2] 器材準備
外科用器材、インプラント埋入用器材
ここがポイント[3] 術前指導
(1)術前の抗生物質投与
(2)術前口腔内清掃および口腔周囲皮膚面清浄
ここがポイント[4] 術前準備
(1)手術時手指消毒
(2)滅菌ガウンの着用
(3)手術用滅菌グローブの装着
(4)ドレーピング
(5)注水シリンジ
(6)サクション・チューブ
ここがポイント[5] 術中の対応と介助
(1)手術用滅菌グローブの穿孔
(2)針刺し事故の防止
(3)インスツルメントの落下と対応
(4)アシスタントの人数とポジショニング
(5)滅菌バッグの取り扱い(開封、内容物)
ここがポイント[6] 術後処理
手術用滅菌グローブと滅菌ガウンの廃棄
ここがポイント[7] 術後指導
(1)投薬
(2)口腔内清掃
ここがポイント[8] 器材処理
(1)洗浄剤
(2)器械洗浄
(3)手洗浄
(4)超音波洗浄器の使用
おわりに
●索 引
コラム de 感染管理
(1)グローブのピンホール対策 (柏井伸子)
(2)歯科用器材と洗剤 (柏井伸子)
(3)特定化学物質障害予防規則 酸化エチレンガス滅菌およびホルマリンガス
消毒について (高階雅紀)
(4)器材の保管における紫外線殺菌灯の必要性 (佐藤久美子)
(5)ドレーピング用の覆布はどの程度まで拡げればよいの? (柏井伸子)
(6)滅菌期限の切れた器材の再滅菌はどうしたらよいの? (山口千緒里)
(7)インプラント埋入手術で使用した切削用器材は再使用できるの? (山口千緒里)