目次
CHAPTER1 少ない色でスピーディに色をあわせるためのコンセプト「白背景」「黒背景」理論とは?
PROLOGUE なぜ色がうまくあわないのか?
1.色よりも透明度に着目しよう
1-1.従来型「色の三属性」に「透明度」という新発想を加えよう
1-1-1.天然歯の発色の原理を紐解くと・・・・・・
1-1-2.天然歯の色は周囲の環境によって、本来の歯質の色とは異なって見える
1-1-3.歯の色の再現における「透明度」の重要性
1-1-4.光の透過度と透明度の関係
1-1-5.透明度は色で再現が可能か?
2.色あわせに「白背景」「黒背景」のコンセプトを活用しよう
2-1.色の再現で最も重要なのは「透明度」重視の充填
2-1-1.透明度重視の充填に必要な「白背景」「黒背景」窩洞の定義
2-1-2.患者が見る方向・範囲で「白背景」「黒背景」窩洞をとらえよう
2-1-3.審美ゾーンでは患者が実際に見る距離とエリアをチェックすれば十分
3.コンポジットレジンの特性を知ろう
3-1.コンポジットレジンの材料特性を知って、合理的で効率的な充填を!
3-1-1.特性1:透明度はコンポジットレジンの厚みで変化する
3-1-2.特性2:彩度(色の濃さ)はコンポジットレジンの厚みで変化する
CHAPTER2 新しい色あわせのコンセプト「白背景」「黒背景」窩洞を使った色あわせの実際
1.白背景窩洞(I級、V級)の色あわせ
1-1.白背景窩洞では歯の色をなじませる
1-2.I級窩洞のカラーマッチング法
1-2-1.I級窩洞
1-3.V級窩洞のカラーマッチング法
1-3-1.V級窩洞(着色・弱・A)
1-3-2.V級窩洞(着色・中・B)
1-3-3.ライナー使用例
1-3-4.V級窩洞(着色・強・C)
2.白黒背景窩洞(II級)の色あわせ
2-1.II級窩洞のカラーマッチング法
2-2.II級窩洞(白黒背景)の色あわせ
3.黒背景窩洞(III級、IV級)の色あわせ
3-1.黒背景窩洞ではデンティンを作る
3-2.黒背景窩洞(III級、IV級)におけるコンポジットレジンの選択
3-3.III級窩洞(黒背景)3タイプのシェードマッチング法
3-3-1.III級窩洞(隣接部タイプ)A
3-3-2.III級窩洞(貫通タイプ)B
3-3-3.III級窩洞(舌側部タイプ)C
3-4.IV級窩洞(黒背景)3タイプのカラーマッチング法
3-4-1.IV級窩洞(透明度・中・A)オペークデンティン+ボディデンティン+トランスエナメル積層法
3-4-2.IV級窩洞(透明度・低・B)オペークデンティン+トランスエナメル積層法
3-4-3.IV級窩洞(透明度・高・C)オペークデンティン+フロアブルデンティン+エナメルデンティン積層法
3-5.IV級窩洞(黒背景)3タイプのカラーマッチング法
3-6.まとめ
CHAPTER3 ポイントをおさえ効率的・効果的に充填するには
PROLOGUE 機能的にスピーディに咬合面3点接触の回復をめざす
1.各種窩洞充填時の勘どころ
1-1.スピーディな充填のためのインスツルメント選択
1-2.I級窩洞:機能的な形態回復がメイン
1-3.II級窩洞:隣接面部の処理(対応)、器具の装着がキーポイント
1-4.V級窩洞:歯肉縁下の形態付与が勝負
1-4-1.エマージェンスプロファイルの重要性
1-5.III級窩洞:安全な咬合を確保したうえで審美充填を
1-6.IV級窩洞:ベベルと透明度にフォーカスをあてた充填を
1-7.IV級前歯部審美修復
1-7-1.形態回復が難しい唇側はシリコンパテを駆使して
1-7-2.なぜベベルが有効なのか?(特にIII、IV級)
1-7-3.移行充填とベベルの必要性
2.咬合調整、形態修正、研磨
2-1.咬合調整、形態修整、研磨に関する重要事項
CHAPTER4 長期的に維持される充填を行うために
1.充填前処理の重要事項
1-1.充填前に必要な5つの処置
1-2.咬合面接触点の印記:顎機能の変更を最小限にするために
1-2-1.う蝕の除去にあたっては可能な限り印記点を避ける
1-2-2.咬合面接触点を削らねばならない時は
1-3.う蝕除去にあたっての重要事項
1-3-1.感染歯質の除去:硬化象牙質までの除去が基本
1-3-2.エナメル-象牙境のう蝕:完全な除去を
1-3-3.象牙質の深部に及ぶう蝕:モディファイドシールドレストレーションで対応
1-3-4.遊離エナメル質:可能な限りの保存を
1-4.隣接面窩洞の形成
1-4-1.隣接面窩洞の種類と注意点:第一選択はミニボックス
■ミニボックス
■トンネリング
■スロット
1-5.接着処理の手順
1-6.ファウンデーションレイヤー
1-6-1.コントラクションギャップ