社会|2020年10月26日掲載
(公社)神奈川県歯科医師会
独自の認定基準、“感強診”認定制度をスタート

会場では、松井会長による挨拶後、守屋義雄副会長より「感染対策強化型診療所(以下、感強診)の取り組み」について紹介がなされたほか、今宮圭太常任理事より、今回の感強診認定制度が盛り込まれた「歯科医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応指針ver.6」について資料をもとに解説された。
感強診は、同会が発行している「歯科医療機関における新型コロナウイルス対応指針Ver.5(歯科の新しい診療様式)」のガイドラインをもとに、有識者らによる認定審査機構(感強診認定審査委員会※と感強診運営委員会で構成)による審査を満たした歯科医療機関を認定し、「認定証」と「ステッカー」を交付するもの。また、同会のホームページに認定した医療機関名が掲載される。
なお、厚労省が定める歯科外来診療環境体制の施設基準を取得していることを必須とし、審査項目には神奈川県感染防止対策取組書の登録や日本歯科医師会の新型コロナ対策事業「みんなで安心マーク」の登録などが含まれる。今回の取り組みは、全国の歯科医師会でも初の試みであり、認定の最終目標は、会員施設の約75%にあたる3,000施設を目指すとのこと。
※感強診認定審査委員会は、神奈川歯科大学、鶴見大学歯学部、日本歯科医療管理学会、日本口腔感染症学会を中心とする有識者で構成。