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グラム染色

【読み】
ぐらむせんしょく
【英語】
gram staining
【書籍】
歯科衛生士 2025年1月号
【ページ】
27

キーワード解説

グラム染色とは、紫色素液によって細菌を染色した後、95%エタノールで脱色する染色方法のこと。脱色後も紫に染まったままの菌をグラム陽性、脱色される菌をグラム陰性という。グラム陽性菌は細菌壁が分厚く脱色されにくいが、グラム陰性菌の細菌壁は薄く脆いため脱色されることによる。細胞壁の構造の違いは、生物学的に大きく違うことを意味しており、壁が壊れやすいと内毒素や抗原が外部に露出するため、一般にグラム陰性菌のほうが病原性は高い。