目次
序文
1 はじめに
1 抜歯の歴史をひもといてみよう
2 生かせ力学、使うな腕力
3 解剖をもう一度復習しよう
4 抜歯か保存か
2 全身疾患を持つ患者の抜歯
5 抜歯の全身的禁忌症とは
6 高血圧患者の抜歯の場合
7 糖尿病患者の抜歯の場合
8 心疾患患者の抜歯の場合
9 副腎皮質ホルモン療法中の患者の抜歯の場合
10 血液疾患患者の抜歯は可能か
11 妊娠中の抜歯はどうするか
12 透析中の抜歯はどうするか
13 月経中の抜歯はなぜいけないか
3 抜歯の前準備
14 抜歯に必要なX線写真の撮り方、見方
15 器具の消毒にはどんなものがあるか
16 手指の消毒は何が優れているか
17 術野の消毒は何がよいか
18 抜歯前の注意事項とは
4 抜歯と麻酔
19 全身麻酔か局所麻酔か
20 抜歯における表面麻酔法
21 抜歯における浸潤麻酔法
22 抜歯における伝達麻酔法
23 抜歯とハリ麻酔
24 局所麻酔薬の種類にはどんなものがあるか
25 エピネフリンが入っているか否かでどう違うか(その使い分け)
26 注射針にはどんな種類があるか
27 歯科用カートリッジの長所短所とは
5 抜歯手技
28 ぜひ揃えたい器械器具
29 環状靱帯(歯周靱帯)は切離すべきか否か
30 抜歯の体位とは
31 挺子と鉗子、どんなときどちらを最初に選ぶか
32 上顎前歯抜歯のテクニック
33 上顎小臼歯抜歯のテクニック
34 上顎大臼歯抜歯のテクニック
35 上顎智歯抜歯のテクニック
36 下顎前歯抜歯のテクニック
37 下顎小臼歯抜歯のテクニック
38 下顎大臼歯抜歯のテクニック
39 下顎智歯抜歯のテクニック
40 乳歯抜歯のテクニック
41 下顎埋伏智歯抜歯のテクニック
42 上顎埋伏智歯抜歯のテクニック
43 難抜歯とは
44 智歯以外の埋伏歯の抜歯
45 湾曲根を有する歯牙の抜歯
46 肥大根を有する歯牙の抜歯
47 軟化牙質を有する歯牙の抜歯
48 歯槽窩深部の残根の抜歯
49 骨性癒着している場合の歯牙の抜歯
50 転移歯の抜歯(舌側転移小臼歯など)
51 口腔外からの抜歯
52 補綴を考慮した抜歯とは
53 矯正を考慮した抜歯とは
6 抜歯の後処置
54 歯槽骨整形術の適応と術式
55 開放創か閉鎖創か
56 デンタルコーンは使用すべきかどうか
57 抜歯窩の掻爬はすべきかどうか
58 術後の抗生剤は何がよいか
59 術後の消炎剤は何がよいか
60 術後の鎮痛剤は何がよいか
61 含嗽剤はどうするか
62 抜歯後の注意とは
63 抜歯後のフォローアップには何をチェックするか
64 ドライソケットとは、またその予防法と処置は
65 抜歯後感染とその処置
66 抜歯後の異常出血時の処置
7 抜歯の偶発症
67 抜歯の偶発性にはどんなものがあるか
68 注射針が破折したら
69 歯根が下顎管へ迷入したら
70 歯根が上顎洞へ迷入したら
71 歯根が咽頭部へ迷入したら
72 骨の損傷が生じたら
73 神経の麻痺が生じたら
74 血腫が生じたら
75 気腫が生じたら
76 顎関節が脱臼したら
77 誤嚥させたら
78 隣在歯が脱臼したら
79 ショックが生じたら
8 その他(アッペンデイックス)
80 智歯はなぜ抜くか
81 智歯周囲炎とその継発症
82 Germectomy(歯牙除去)とは
83 埋伏歯の牽引術の適応症とテクニック
84 歯牙再植の適応と術式について
85 唇顎口蓋裂患者の抜歯
86 放射線療法患者の抜歯
87 心身症患者の抜歯
88 抜歯と菌血症
89 抜歯創はどんな経過で治癒するか
90 抜歯後疼痛の原因
91 抜歯後疼痛にソフトレーザー
92 抜歯後疼痛と反射性交感神経萎縮症
93 抜歯とインプラント
94 抜歯とCTスキャン
95 抜歯におけるSound-maskingの効果は
96 途中で抜けなかったときどうするか
97 抜歯に関する紹介状の書き方
9 参考資料
98 抜歯に関する緊急受診の一例
99 抜歯セットと救急具一式
100 抜歯に関する文献一覧
おわりに
●本文・カバーイラスト/佐伯 純