目次
プロローグ 高齢者だから有病者だから心配!という前に
●診療中に患者さんが倒れてからではもう遅い
1.健康と思った患者さんに麻酔をしたら、意識が混濁してしまった
2.人はどんな時に危なくなるの?それは「恒常性」が破綻する時
3.循環器系の疾患を持つ患者さんは要注意
●歯科治療を安全に行うために
4.歯科治療による刺激は恒常性を破綻させる「スイッチ」!?
●まとめ
第1章 歯科治療上注意が必要な病気知識のエッセンス
●この疾患が歯科で危ない 要注意疾患
1.心臓や血管の病気
(1)高血圧と低血圧
(2)狭心症
(3)心筋梗塞
(4)不整脈
(5)心不全
(6)心臓弁膜症
(7)心内膜炎(感染性心内膜炎)
(8)脳血管障害
2.造血器の病気
(1)貧血
(2)白血病
(3)血小板減少症
(4)顆粒球減少症
3.肝臓や膵臓の病気
(1)肝炎
(2)肝硬変
(3)糖尿病
4.呼吸器の病気
(1)気管支喘息
(2)肺結核
(3)肺癌
5.消化器の病気
(1)胃潰瘍、十二指腸潰瘍
(2)消化管癌
6.泌尿器の病気
(1)腎不全と人工透析
7.その他の病気
(1)甲状腺機能亢進症
(2)橋本病
(3)アレルギー体質
(4)悪性腫瘍(癌)
(5)パーキンソン病
(6)アルツハイマー病
(7)膠原病
第2章 医科の検査値、ここを見る、こう考える
●検査値の基礎知識
1.血液一般検査
2.血液生化学検査
3.血圧
4.心電図検査
5.体調を知るための成人の人体標準値
●要チェックの疾患別検査項目
1.虚血性心疾患
2.感染症
3.糖尿病
4.肝臓疾患
5.腎臓疾患
第3章 注意して!薬の出し方、のみ合わせ
●歯科で用いる薬 抗菌薬
1.抗菌薬の概要
(1)抗菌薬の種類
(2)抗菌薬の作用の仕方
(3)抗菌薬の排泄の仕方
(4)血中濃度と組織移行性、血中半減期
(5)抗菌薬の作用機序と特徴
2.抗菌薬の術前投与
3.妊娠中の患者に対する抗菌薬の投与
4.授乳中の患者に対する抗菌薬の投与
●歯科で用いる薬 消炎鎮痛薬
1.非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)の概要
(1)酸性‐NSAIDs
(2)塩基性‐NSAIDs
2.高齢者に対する消炎鎮痛薬の投与
●歯科で用いる薬 解熱鎮痛薬
1.非ピリン系鎮痛薬
●医科でよく出される治療薬
1.心臓や血管の病気
2.呼吸器の病気
3.肝臓や膵臓の病気
4.泌尿器の病気
5.その他
第4章 偶発事故・日頃の体制づくりが大切です
●歯科診療所における緊急事態への対処法
●歯科救急薬品に関する知識を持とう
●体調の変化を見落とさないために
1.モニタリング
◆Column◆
Column1 恒常性とは
Column2 自律神経の働き
Column3 循環器障害のある患者さんへの薬の影響
Column4 心臓の筋肉を支える冠状動脈
Column5 PT-INR
Column6 不整脈はなぜ起こる?
Column7 先天性心疾患
Column8 血漿は血液中の運び役
Column9 血液の成分
Column10 血液凝固のしくみ
Column11 白血球の種類と働き
Column12 肝疾患のある患者に対する抗菌薬の影響
Column13 ユニバーサル・プレコーションとスタンダード・プレコーション
Column14 ビスフォスフォネート製剤について
Column15 排泄
Column16 パルスオキシメーター