目次
第1章 オーガニックオクルージョン――ナソロジーの目標
オーガニック――定義
オーガニックな咀嚼システム
オーガニックオクルージョンの発達
基準平面計測のための基準
二次元的な矢状面(方向)の分析
ナソロジカルな計測のための器具
顎運動を記録する装置
通常の石膏模型の装着に用いられるナソロジカルな器具
オーガニックオクルージョンについての10の特徴
I.中心位咬合
II.中心位における一様な接触
III.カスプ-フォッサオクルージョン
IV.主要な辺縁隆線コンタクト
V.三点接触
VI.作業咬頭間の安定
VII.長軸方向の力
VIII.狭いオクルーザルテーブル
IX.最大の咬頭の高さと窩の深さ
X.ディスクルージョン
要約
文献
第2章 クロザートオーソピディックスの歴史と理論
George Bernard Crozat博士とその装置
Crozat のフィロソフィ
Albert T. Wiebrecht博士のオーソピディックス
その後の歴史
形態および機能の変化についての理論
Mossのファンクショナルマトリックス
トロピズム
筋活性、骨のリモデリングおよび骨膜
神経栄養の要因
""ピエゾ効果""
発育不全および非対象な上顎骨;垂直顎間距離
""ニュートラルポジション""の理論
要約
文献
第3章 オーソピディックナソロジーの診断と治療計画
原因の発見とその変化
遺伝的要因
栄養的要因
組織の物理的外傷の記憶
習癖と顎運動
外的要因
変化を起こすためのプログラム
オーソピディックな診断のための機材
ホイップミックスのフェイスボウ
伝統的なオーソドンティックの特質と対比したオーソピディックス
ナソロジーの基準
すべての歯を保存し、できるだけ抜歯スペースをあける
犬歯間幅径を拡大する
一次口蓋の拡大
下顎前方発育のための解放
下顎の成長およびリポジショニングによる垂直高径の発育
機能と弱い力
審美性
オーソピディックな治療計画の立案
非対称性の識別
下顎前方発育を阻害するものの除去
中心位での干渉の除去
上顎前歯部歯列形態の確立
垂直高径を常に発育させる
片側性の問題を両側性に変換する
初期の装置設計
どの歯にクリブを求めるか
ボディワイヤー、アームおよび補助装置
最初の調節
一次口蓋の拡大
垂直高径の発育、上下顎の矯正および前歯の対合
ローテーションと前歯部のアライメント(整列)
ファンクショナルオーソピディックス
仕上げ
保定
要約
文献
第4章 頭部X線規格写真とオーソピディックな診断
なぜ、規格写真なのか?
頭部の骨
篩骨
蝶形骨
前頭骨
頭頂骨
後頭骨
上顎骨
頬骨
側頭骨
鼻骨
下顎骨
側方頭部X線規格写真の基準点
側貌
上顔面と頭蓋底
眼窩
中顔面と口蓋
下顔面と下顎
後顔面
大後頭孔
後顔面
大後頭孔
後前法写真
上顔面と頭蓋底
中顔面
下顔面
前方からの対称性を評価するための正貌頭部X線規格写真トレーニング
Sassouniのアーキアル分析法
アーキアル分析法の構成
アークと側貌の評価
人間の顔は指紋と似ている
フェイシャルタイプの一般的特徴
Sassoumi博士によるウイグルグラム(標準偏差図表)
セファロ分析の前後的評価
Jarabak-Bjork分析法
骨格系分析
歯系分析
要約
結論
第5章 オーソピディックナソロジーの栄養学的基礎
最初にやるべきことは最初に
栄養と肉体的退化
ファウストの取り引きをした食品
ファンクショナルナソロジーは栄養である
ナソロジーの役割
先天性欠損のHillemannの範囲
McCollumの鍵
先天異常の発生
頭蓋顔面成長における鼻呼吸機能の役割
呼吸の生理学
口呼吸の害
調理された食物と生の食物の比較
討論
乳房による授乳と母乳の特殊性
白パンだけではない
結論
文献
第6章 歯科医院における口腔筋機能療法
はじめに
臨床医とその過去
1980年代の口腔筋機能療法
将来の筋機能療法
将来の筋機能療法士
技術の現状
""舌突出癖""の防止装置
歯科医院における治療のプログラム
何が効果的な口腔機能療法か?
クロザートオーソピディックスと関連した筋機能療法
歯科医による最初の診断
コンサルテーションと評価
治療を阻止するもの
1.短い強直した舌小帯
2.アレルギー
3.鼻の閉鎖(すなわち鼻中隔のずれ)
4.肥大した扁桃腺
5.精神的な能力
6.異常な活動
7.心理的問題
8.年齢
9.成熟
10.構造的異常
11.多くの活動に係わり合いをもち過ぎている患者
12.遍歴する患者
13.高く狭窄した口蓋
14.口腔習癖
コンサルテーション中に両親からよく出される質問
治療の開始
ビデオ記録
ビデオ撮影の手順
口腔習癖
観察のセッション
動機づけ
治療
序説
テープレコードレッスン――われわれのアプローチ
適正な舌の状態と口蓋閉鎖の重要性
口唇の訓練
舌筋と咀嚼筋のための訓練
レッスン1
レッスン2
レッスン3
レッスン4
レッスン5
レッスン6
レッスン7
レッスン8
レッスン9
レッスン10
要約
文献
第7章 クロザート装置のメカニクス
はじめに
この章の読み方
クリブ-クラスプ複合体
歯の形成と印象
模型のカービング
大臼歯のクリブのデザイン
小臼歯のクリブ
クリブの代用としてのバンド
結紮線で装置の装着を確実にする
クレセントかクラスプワイヤーか
オクルーザルレスト
クリブ-クラスプ複合体の調節
リンガルアーム
バリエーション
基本形の変形
ボディワイヤーとバッカルイクステンション
ワイヤーの選択
バッカルイクステンション
パラタルボディワイヤー
ラビアルボディワイヤー
ボディワイヤーとクリブ-クラスプ複合体との鑞着
研磨
ボディワイヤーの調節
基本的装置への付加装置
リカーブドスプリングあるいは""リカーブ""
ハイラビアルワイヤー
アタッチメントと力のシステム
ピンとパター
スプリング
酸処理の応用
要約
文献
第8章 頭蓋と顎骨の均整および下顎の発育
発育遅延に起因した不均整
下顎の運動と発育を限定する上顎
下顎の不正位に関する観察事項
片側性遠心位咬合
クロザート装置による頭蓋の調整:機能的不正咬合
発育性の不正咬合
形態と位置の相互関係
治療の各コンポーネント
I段階:上下歯列弓の発育をインデックスに近づける
II段階:上顎の均整
III段階:下顎の位置づけ
IV段階:咬合高径を最大限にする
V段階:咬合嵌合関係の増大
要約
第9章 ファンクショナルジョーオーソピディックス
ファンクショナルジョーセラピーのための指示
ファンクショナルジョー装置では簡単に治療できない条件
要約
結び
第10章 予防矯正治療――早期歯列弓の発達
はじめに
文献の検討
診断
装置の設計
装置の引き渡しのシステム
治療進行中の気配りと装置の調節
アポイントメントスケジュール
動的治療時の特有な調節
必要な期間
保定と誘導
基本設計の修正
早期に歯列弓を発達させる必要性
歯冠幅径の予測
治療の勧告
治療歴
症例1:軽度の叢生、I級
症例2:中等度の叢生、II級開咬
症例3:重度の叢生、II級過蓋咬合
症例4:極度の叢生、下顎乳犬歯の早期喪失、III級
早期治療への批判に対する返答
限界
要約
文献
第11章 頭蓋と顎の関係
解剖学的検討
頭蓋の概念
第一次呼吸機構
相互に緊張を繰り返す膜(硬膜)と骨膜
屈曲と伸展
頭蓋の障害は非対称を引き起こす
側頭骨
側頭骨関節面の検討
側頭骨と顎関節の関係
筋機能の検討
下顎の検討
下顎歯の抜歯
上顎歯の抜歯
顔面正中線上の骨
篩骨
鋤骨
仙骨
歯科学上の意義
TMJ機能不全(顎関節機能不全)とそれに伴う顔面筋の疼痛
クラウンブリッジの製作法
オーソピディックスナソロジー
要約
文献
第12章 症例
第13章 記録の保存と治療のマネージメント
基本的記録、患者の病歴と診査
通常の新患の病歴
TMJ(顎関節)の疼痛と質問表
オーソピディックの患者
""チェックオフ""シート
初診時の問診
臨床検査
作業
歯の検査
オーソピディックコンサルテーション
医院での手順
抑制的治療、初期の拡大そして第1期の治療
関連する専門医とのコミュニケーション
治療中のコミュニケーションと記録保存
略号――速記システム
患者のための印刷されたお知らせ
患者の流れと十分に訓練されたスタッフ
将来
文献
補遺
補遺A――クロザート装置に使われるワイヤーサイズ
補遺B――カーアント装置とスプリングリテーナーの製作
必要材料
はじめに
クレセント
カスピッドクリブ
クリブとクレセントの鑞着
アポイントメントスケジュール
動的治療時の特有な調節
必要な期間
保定と誘導
基本設計の修正
早期に歯列弓を発達させる必要性
歯冠幅径の予測
治療の勧告
治療歴
症例1:軽度の叢生、I級
症例2:中等度の叢生、II級開咬
症例3:重度の叢生、II級過蓋咬合
症例4:極度の叢生、下顎乳犬歯の早期喪失、III級
早期治療への批判に対する返答
限界
要約
文献
第11章 頭蓋と顎の関係
解剖学的検討
頭蓋の概念
第一次呼吸機構
相互に緊張を繰り返す膜(硬膜)と骨膜
屈曲と伸展
頭蓋の障害は非対称を引き起こす
側頭骨
側頭骨関節面の検討
側頭骨と顎関節の関係
筋機能の検討
下顎の検討
下顎歯の抜歯
上顎歯の抜歯
顔面正中線上の骨
篩骨
鋤骨
仙骨
歯科学上の意義
TMJ機能不全(顎関節機能不全)とそれに伴う顔面筋の疼痛
クラウンブリッジの製作法
オーソピディックナソロジー
要約
文献
第12章 症例
第13章 記録の保存と治療のマネージメント
基本的記録、患者の病歴と診査
通常の新患の病歴
TMJ(顎関節)の疼痛と質問表
オーソピディックの患者
""チェックオフ""シート
初診時の問診
臨床検査
作業
歯の検査
オーソピディックコンサルテーション
医院での手順
抑制治療、初期の拡大そして第1期の治療
関連する専門医とのコミュニケーション
治療中のコミュニケーションと記録保存
略号――速記システム
患者のための印刷されたお知らせ
患者の流れと十分に訓練されたスタッフ
将来
文献
補遺
補遺A――クロザート装置に使われるワイヤーサイズ
補遺B――カーアント装置とスプリングテーなーの製作
必要材料
はじめに
クレセント
カスピッドクリブ
クリブとクレセントの鑞着
ラビアルワイヤー(唇側線)
リンガルワイヤー(舌側線)
ラビアルワイヤー、リンガルワイヤーの鑞着
仕上げと研磨
応用
スプリングテーナー
文献
補遺C――バンドされたクロザート装置の構成
補遺D――ホイップミックスフェイスボウ
上顎の位置を表すパラメータを計測するときに考慮すべき事項-変動要因
補遺E――オリバーガイドプレーンとクロザート装置
作製手順
参考文献
補遺F――Kernottのユニバーサル装置
討議
補遺G――結紮線によるクロザートの結紮
補遺H――診断模型上での調整と咬合調整手順
補遺I――壊れたクリブの修理
補遺J――変法アクリリックボーン-リモデラー
変法アクリリックボーン-リモデラー
準備
技工
装着
指導
II級不正咬合の治療
変法ABRリテーナー
結論
文献
補遺K――連続的な頭部X線写真のトレースの重ね会せ
デコスターラインにおける全体的重ね合せ
ANSと口蓋による上顎骨と下顎骨の重ね合せ
下顎骨の重ね合せ:ジンフィジスの内側外形と下顎管
症例L.J. 13:00-14:8 弾性
補遺L――全顎模型
和文索引
欧文索引