目次
著者略歴
はじめに
第1部 スムースなインプラントの導入
─診断そして埋入─
(1)どんな症例から始めるか?─やりやすい症例の選択─
1-1-1.「やりやすい症例」とは?/1-1-2.「満足が得られやすい症例」とは?/1-1-3.「満足が得られやすい症例」の具体例は?/1-1-4.「満足が得られにくい症例」の具体例は?/1-1-5.初心者にとってやりやすい部位と欠損形態は?/1-1-6.なぜ上顎小臼歯部中間欠損がやりやすいのですか?/1-1-7.なぜ下顎遊離端欠損がやりやすいのですか?/1-1-8.なぜ下顎臼歯部中間欠損がやりやすいのですか?/1-1-9.初心者が避けるべき部位や処置は?/1-1-10.インプラント支持オーバーデンチャーはなぜ難易度が高いのですか?
(2)何を問診すべきか?─全身状態も診て安全な手術を─
1-2-1.問診すべき項目は?/1-2-2.問診票は有効でしょうか?/1-2-3.とくに問診しておくべき項目はありますか?/1-2-4.問診時の聞き方のポイントは?
(3)口腔内と模型から何を読み取るか?─治療計画の鍵は研究用模型─
1-3-1.研究用模型から何を読み取るのですか?/1-3-2.なぜ研究用模型は重要なのですか?/1-3-3.各項目のチェックポイントは? その1・顎堤の高さ、幅/1-3-4.各項目のチェックポイントは? その2・対合歯、対合顎堤との対向関係/1-3-5.各項目のチェックポイントは? その3・クリアランス/1-3-6.各項目のチェックポイントは? その4・近遠心的スペース/1-3-7.各項目のチェックポイントは? その5・対合歯の挺出(咬合平面の不正)/1-3-8.各項目のチェックポイントは? その6・隣在歯の傾斜/1-3-9.各項目のチェックポイントは? その7・小帯の位置異常/1-3-10.各項目のチェックポイントは? その8・咬耗
(4)見落としがちだが重要な事項は?─欠損部以外にもおこたりなく観察─
1-4-1.口腔内では何を確認すべきでしょうか?/1-4-2.これらの項目の確認はなぜ必要なのですか? その1・口腔内清掃状態/1-4-3.これらの項目の確認はなぜ必要なのですか? その2・歯周病/1-4-4. これらの項目の確認はなぜ必要なのですか? その3・ブラキシズム/1-4-5.これらの項目の確認はなぜ必要なのですか? その4・咬合異常、顎関節の異常
(5)X線写真をどう読み取るか?─正確にして立体的な情報収集─
1-5-1.パノラマX線写真から何を読み取ったら良いのでしょうか?/1-5-2.CTは必要なのですか?/1-5-3.CTに問題はないのですか?/1-5-4.パノラマX線写真やCTを読影するうえで確認すべき構造は?/1-5-5.これらの構造の注意点は? その1・上顎洞/1-5-6.これらの構造の注意点は? その2・梨状孔/1-5-7.これらの構造の注意点は? その3・切歯管/1-5-8.これらの構造の注意点は? その4・大口蓋孔/1-5-9.これらの構造の注意点は? その5・下顎管/1-5-10. これらの構造の注意点は? その6・オトガイ孔/1-5-11.これらの構造の注意点は? その7・オトガイ神経切歯枝/1-5-12.これらの構造の注意点は? その8・顎舌骨筋線
(6)器具は何を揃えるのか?─手の延長としての手術器具─
1-6-1.必要な外科処置用器材は?/1-6-2.各器材はどのように選ぶのですか? その1・ミラー/1-6-3. 各器材はどのように選ぶのですか? その2・ピンセット/1-6-4.各器材はどのように選ぶのですか? その3・替え刃メスホルダー/1-6-5.各器材はどのように選ぶのですか? その4・骨膜剥離子/1-6-6.各器材はどのように選ぶのですか? その5・持針器/1-6-7.各器材はどのように選ぶのですか? その6・抜糸鋏/1-6-8.各器材はどのように選ぶのですか? その7・針、糸/1-6-9.各器材はどのように選ぶのですか? その8・替え刃メス/1-6-10.各器材はどのように選ぶのですか? その9・サージカルモーター/1-6-11.ほかに用意しておくと便利な器材はありますか?/1-6-12.これらの器材は何に使うのですか? その1・平頭充填器、スプーンエキスカベーター/1-6-13.これらの器材は何に使うのですか? その2・ポケット探針/1-6-14. これらの器材は何に使うのですか? その3・平行測定器/1-6-15.これらの器材は何に使うのですか? その4・ダッペングラス、シャーレ/1-6-16.これらの器材は何に使うのですか? その5・破骨鉗子
(7)滅菌操作はどこまで必要か?─基本にして安心をもたらす操作─
1-7-1.機材の滅菌はどのようにしたら良いのでしょうか?/1-7-2.滅菌環境をどのようにしてつくったら良いのでしょうか?/1-7-3.ガウンはどのように着るのですか?
第2部 満足のいく結果の提供
─補綴そしてメインテナンス─
(1)何を考えて治療を計画するか?─結果を考慮した治療計画─
2-1-1.患者はどういうところに不満をもちますか?/2-1-2.どうすれば不満が起こらないようになりますか?/2-1-3.口腔の変化に対応した長期的な治療計画はどうのように立てますか?
(2)手術直後の不自由はどうするか?─手術後の暫間補綴物の効用─
2-2-1.暫間補綴物は必要ですか?/2-2-2.暫間補綴物にはどのようなものがありますか?/2-2-3.現在使用中の義歯を暫間補綴物として使えますか?/2-2-4.手術後はいつから暫間補綴物として義歯やポンティックを装着できますか?
(3)いつから咬ませていいか?─失敗しない補綴時期の選択─
2-3-1.補綴作業はいつから始めますか?/2-3-2.補綴時期としてもっともリスクが高いのはいつ頃ですか?/2-3-3.なぜ埋入3~4週間前後がもっともハイリスクなのですか?/2-3-4.オッセオインテグレーションはどのようにして確認するのですか?/2-3-5.オッセオインテグレーションが疑われる場合はどうすれば良いのでしょうか?
(4)どんなデザインの補綴にするか?─インプラント補綴設計での配慮─
2-4-1.複数歯欠損のときには要所にインプラントを埋入してブリッジタイプにするべきでしょうか? それとも欠損歯数分埋入すべきでしょうか?/2-4-2.インプラントを複数本埋入した際は、上部構造は連結すべきですか?/2-4-3.インプラントと天然歯との連結は可能ですか?/2-4-4.有床可撤性補綴物の利点と適応は何でしょうか?
(5)どんな補綴を選ぶべきか?─多様性をもったインプラント補綴─
2-5-1.有床可撤性補綴物の欠点は何でしょうか?/2-5-2.固定性補綴物の利点と欠点は何でしょうか?/2-5-3.セメント固定の利点と欠点は何でしょうか?/2-5-4.スクリュー固定の利点と欠点は何でしょうか?/2-5-5.補綴物の素材にはどのようなものがありますか?/2-5-6.補綴物素材それぞれの特徴は何ですか?
(6)インプラントの印象はどこが違うか?─術者と技工士をつなぐ重要形態─
2-6-1.インプラントの印象にはどういうものがありますか?/2-6-2.インプラントの印象は天然歯支台の印象とどこが違いますか?/2-6-3.印象用のパーツにはどのようなものがありますか?/2-6-4.印象用のトレーにはどのようなものがありますか?/2-6-5.インプラント用の印象材にはどのようなものが適していますか?/2-6-6.印象用コーピングを使用するオープントレー法の特徴は何ですか?/2-6-7.印象キャップを使用するクローズドトレー法の特徴は何ですか?/2-6-8.天然歯と比べて、インプラントの印象はどこがやさしくて、どこが難しいのでしょうか?/2-6-9.天然歯と比べて、インプラントの咬合採得はどこがやさしくて、どこが難しいのでしょうか?
(7)テンポラリークラウンの有用性は?─結果をもたらすコンディショニング─
2-7-1.テンポラリークラウンは必要でしょうか?/2-7-2.即時荷重のテンポラリークラウン作製法は通常荷重と同じですか?/2-7-3.どのようにしてジグを使用したテンポラリークラウン作製を行うのですか?
(8)最終補綴への配慮は?─細やかな技工物への注意─
2-8-1.アバットメントは、どのように選択したら良いのでしょうか?/2-8-2.技工所には、何を提出し、どのような指示を出したら良いのでしょうか?/2-8-3.メタルフレーム試適時に気をつけることは何でしょうか?/2-8-4.咬合調整はどのように行いますか?
(9)メインテナンスで心がけることは?─より長きにわたる成果を求めて─
2-9-1.インプラント周囲炎を予防するにはどうしたら良いでしょうか?/2-9-2.インプラント周囲炎の治療方法は?/2-9-3.インプラント周囲粘膜炎をどうやって早期発見しますか?/2-9-4.インプラント周囲のプロービングは行っても良いでしょうか?/2-9-5.定期検診時に適した放射線学的検査は何でしょうか?/2-9-6.CTは経過観察に使用したほうが良いでしょうか?
第3部 一歩進めたインプラント治療
─マイナーオーギュメンテーションと審美へのトライ─
(1)採骨はどうするか?─安全かつ合理的な骨採取─
3-1-1.骨採取はどこから行えますか?/3-1-2.埋入窩形成時の切削片の利点と欠点は?/3-1-3.削片骨の細菌汚染はどのように防ぎますか?/3-1-4.埋入部位近傍の骨表面からの切削片の利点と欠点は?/3-1-5.上顎結節からの骨採取の利点と欠点は?/3-1-6.外斜線~下顎枝からの骨採取の利点と欠点は?/3-1-7.オトガイ部からの骨採取の利点と欠点は?/3-1-8.前鼻棘からの骨採取の利点と欠点は?/3-1-9.下顎隆起からの骨採取の利点と欠点は?
(2)自家骨だけで十分か?─負担を低減させる人工骨─
3-2-1.人工骨を自家骨と併用するべきですか?/3-2-2.人工骨のみでも良いですか?/3-2-3.人工骨は吸収性材料と非吸収性材料のどちらが良いですか?
(3)骨移植手術を成功させるにはどうするか?─繊細な移植手技─
3-3-1.骨移植には、移植材料を血液と混ぜるべきですか?/3-3-2.骨移植時の切開線の設定はどのように配慮すべきですか?/3-3-3.骨移植時に縫合するうえでの注意点は?/3-3-4.骨を配置する際に特別な対処が必要ですか?/3-3-5.骨移植時にメンブレンは使用すべきですか?/3-3-6.骨移植時にどのような器具を用意すべきですか?
(4)上顎臼歯部を適応症例にするには?─サイナスリフトへの誘い─
3-4-1.サイナスリフトにはどのようなものがありますか?/3-4-2.サイナスリフトクレスタルアプローチはどのようなものですか?
(5)どうすればきれいになるか?─審美症例の埋入の原則─
3-5-1.審美ゾーンへのインプラント埋入の注意点は?/3-5-2.審美ゾーン埋入での垂直的位置は?/3-5-3.審美ゾーン埋入での頬舌的位置は?/3-5-4.審美ゾーン埋入での近遠心的位置は?/3-5-5.審美ゾーン埋入でのインプラントの軸の傾斜は?/3-5-6.審美ゾーン埋入での骨移植は?
(6)審美症例での補綴操作は?─精緻な手技のもたらす満足─
3-6-1.審美ゾーンでのテンポラリークラウンの注意点は?/3-6-2.審美ゾーンでの印象の注意点は?/3-6-3.印象用コーピングの改造はどうやるのですか?/3-6-4.改造印象用コーピングでの印象はどうやるのですか?/3-6-5.審美領域における失敗のリカバリーは可能ですか?
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