目次
日本語版への序
訳者の序
I 序 高齢者における補綴処置と老人医学的問題
1 なぜ高齢者の補綴処置が重要であるか
2 歯科臨床における老人医学的問題点
2.1 歯の形態的な変化
2.2 残存歯と加齢
2.3 骨の変化
2.4 粘膜の変化
2.5 筋の変化
2.6 顎関節にみられる変化
2.7 心理的な変化
2.8 おわりに
II 老人における口腔内の変化
1 概論
2 歯根膜について
3 歯の数
4 その他の退行性徴候
5 補綴処置
6 社会的な要素
参考文献
III 歯の喪失と老人
参考文献
IV 老齢者の補綴治療の原則
1 老齢による肉体的変化が補綴治療に及ぼす影響
1.1 口腔粘膜にみられる老人性の変化
1.2 形態的、機能的な状態の多様性
1.3 治療にあたっての要点
2 補綴治療に対して加齢が及ぼす精神的、社会的な影響
2.1 老齢化による精神的問題
2.2 社会環境の問題
V 老人患者の補綴処置に関する調査
1 序論
2 被験者および方法
2.1 被験者
2.2 方法
3 結果
4 考察
参考文献
VI 高年齢者におけるオーラルリハビリテーションの際の順応についての問題点
1 序論
2 老人において順応に影響を及ぼす能力
2.1 口腔内の立体感覚
2.2 口腔諸筋の協調
3 治療結果
3.1 変化した口腔環境に旧義歯を適応させる方法(組織の外傷からの解放)
3.2 義歯の複製
3.3 総義歯の段階的製作法
VII 老人患者の補綴処置の実際
VIII バー義歯による高齢者の補綴処置
1 序論
2 蝶番関節をもつバー義歯
3 歯内骨内インプラントを行った支台歯を有するバー義歯
3.1 結果
IX 老人歯科医療へのねじ留めコーヌスブリッジの応用
1 序論
2 適応症
3 治療術式
4 症例の説明
X 老年期の総義歯補綴治療の適応症と限界
1 序論
2 老人における総義歯補綴処置に関する臨床ヒント
2.1 印象
2.2 機能印象
2.3 舌の機能
3 2、3の臨床例
3.1 使用中の義歯の改修
3.2 老人における一次治療
参考文献
XI 粘膜負担生カバーデンチャー(テレスコープ型総義歯)による遊離端欠損歯列に対する処置
1 序論と問題提起
2 テレスコープ型総義歯の適応症
3 予後調査の結果
4 テレスコープ型総義歯の設計に関する考察
参考文献
XII 補綴処置を施した患者に対する栄養指導
1 序論
2 栄養の構成要素
3 食事の配分
4 老人の義歯装着者にみられる咀嚼機能
執筆者一覧
索引