目次
はじめに
一、ハンディキャップってなに?
1、障害とは作られた問題
2、病気によって障害をもつようになる経緯
1人間も生物の系統発生を繰り返す
2障害とは、人間になっていく途中にいるか、引き戻された状態
3人間になるための神経回路の構築を、育児・保育という
4神経回路の構築あるいは再構築とは
3、歯科の診療と障害
4、まとめ
二、障害をもつ人に関わる人たちに対するお願い
1、口に触れることに慣れさせる
2、日常的なことは自分でやらせる
3、わかると思い、できるところを見、できると信じて
4、できる、できないの能力でなく、年齢相応で接する
5、育児・保育の基本に従って
1成功させ、ほめること
2感情的、否定的にしからないこと
6、定期健診を受けること
7、まとめ
三、障害をもつ人たちの口の問題
1、障害と口の問題――健常者も障害者も目標は同じ――
1歯に悪いものは、からだにも悪く、障害を重くすることにもつながる
2、口は、歯と歯槽骨から顎の骨と神経・筋肉などから作られている器官
3、口の機能はどのように発達するのか
4、歯科の診療は障害の軽減と克服
5、まとめ
四、障害をもつ人たちに特有な問題とはなにか?
1、子どもと老人はライフサイクルで対をなす
1老人の障害は発達期の障害と似ている
2子どもと老人では意欲の差がある
2、主に運動機能に問題がある人では
1脳性麻痺と片麻痺の人の口の健康で問題となる点
2脳性麻痺と片麻痺の人の口の健康問題を解決するために
3、主に知的機能に問題がある人では
1発達遅滞、自閉症候群と老人性痴呆症の人の口の健康で問題となる点
2知的機能に障害をもつ人の口の健康問題を解決するために
4、共通な問題である歯肉の腫れについて
5、まとめ
五、障害をもつ人の口の健康を守るには
1、どのように予防し、どのように歯科にかかればよいか
2、生れてから死を迎えるまでの問題として考える
1乳歯がはえそろうまで
2最初の永久歯が生えるまで
3最初の永久歯、六歳臼歯の生える時期
4前歯の生え代わる時期
5奥歯の生え代わる時期
6十二歳臼歯の生える時期
7歯の磨り減る時期
8 妊娠中に注意すること
3、まとめ
六、チームワークの大切さ
七、口の健康づくりのための基礎知識
1、一般的な口の問題
1むし歯と歯槽膿漏の特徴
2むし歯と歯槽膿漏の違い
3治療とは何か――病気の進行を一時的に止めるだけ
4治療した後はどのような経過をとるか
5自分で行う予防と、定期的に歯科へ通うことの大切さ
6どのように予防するか
7歯はからだの一部。歯に悪いものはからだにも悪い
8咬み合わせや歯並びの矯正は、予防のうえでも大切
9歯の役割と、その役割を発揮できる条件は
10口の健康とは、口の持っている機能――一生自分の歯で食べられること――が正常に営める状態
11まとめ
2、歯科医院を訪れる前に
3、予防器材とその使い方
1歯ブラシ
2歯磨き剤
3デンタルフロス
4歯間ブラシ
5ウォーターピック
6電動歯ブラシ
7歯垢染色剤
8入れ歯用歯ブラシ
4、歯磨きの自立を目指して
1介助の基本的な考え方
2介助の進め方
3自立を目指した具体的な歯磨きの仕方
歯ブラシの柄の改良
付表(歯磨き指導診査用紙)
おわりに
付・より詳しく知りたい方への参考書