目次
第1章
歯科医に必要な内科のツボ
病名より病態に向き合え
診療中に患者さんが倒れてからではもう遅い
1-1 病気の知識よりも病態に注目
1-2 歯科治療の特殊性
1-3 恒常性機能の視点から患者さんを診る
1-4 恒常性を維持する7つのシステム
1-5 歯科における急性病変
第2章
病態をどう診ればよいのか
今日この患者さんを治療しても大丈夫?
2-1 どのように病態を診ればよいのか
1)歯科では問診が頼り
2-2 問診のススメ方
1)3つのSTEPで進めよう
2-3 心血管系疾患を持った患者さんが来院したら
1)高血圧症を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
2)不整脈を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
3)狭心症を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
4)心筋梗塞を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
5)心不全を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
6)心臓弁膜症を持つ患者さんに浸麻、観血処置をするときは
7)感染性心内膜炎の既往がある患者さんに浸麻、観血処置をするときは
2-4 脳血管系疾患を持った患者さんが来院したら
2-5 造血器疾患を持った患者さんが来院したら
2-6 代謝系疾患(糖尿病・肝炎)を持った患者さんが来院したら
2-7 呼吸器系疾患(気管支喘息・肺炎)を持った患者さんが来院したら
2-8 消化器系疾患を持った患者さんが来院したら
2-9 泌尿器系疾患(腎不全)を持った患者さんが来院したら
第3章
訪問歯科診療での留意事項
3-1 訪問歯科診療での留意事項
1)患者情報の収集
2)主訴の確認
3)治療部位
4)主治医への照会
5)処置の選択
6)処置時の体調変化
第4章
医療検査値
主治医からのデータ提供 ここをみる こう考える
4-1 必要なときに臨床検査値を活用しよう
一目でわかる検査値の読み方
1)血液一般検査
2)血液生化学検査
3)血圧
4)心電図検査
5)体調を知るための成人の人体標準値
4-2 歯科治療に生かしたい検査値の読み方
要チェックの疾患別検査項目
1)虚血性心疾患
2)感染症
3)糖尿病
4)肝臓疾患
5)腎臓疾患
第5章
歯科臨床講義余録
和田知雄先生の講義録からの抜粋
5-1 病名よりも病態
5-2 歯科医から照会を受けた主治医は……
5-3 検査値について
5-4 歯科医と内科医の立場の違い
5-5 恒常性の問題
5-6 疾病と病態
5-7 心筋には自動能があるのになぜ心臓が止まるのか
5-8 歯科治療にとって特異な問題
5-9 生命予後の問題…病気が治ることと命があることは別
5-10 生命予後に関する予備的知識
5-11 訪問歯科診療時の注意
5-12 臨床の立場よりみた高齢者の特徴
5-13 学問の発達と臨床医学
COLUMN
1 恒常性とは
2 自律神経の働き
3 生命維持に必要な代謝(Metabolism)
4 妊婦にはこんな注意を
5 脱水症
6 低アルブミン血症
7 迷走神経反射
8 ワーファリン
9 抗凝固・抗血小板薬の持続時間について
10 アスピリン
11 血液凝固のしくみ
12 NYHAの分類
13 循環器障害のある患者さんへの薬の影響
14 肝炎
15 肝臓のしくみと働き
16 排出
17 プロドラッグ
18 菌血症と敗血症