目次
特集1
まだ“う蝕=感染症”と思ってない?
生態学的プラーク仮説で変わるカリエスコントロール
山田 翔
「う蝕は感染症である」といまだに認識されることが少なくないようですが、
現代カリオロジーにおいてはその考え方はすでに過去のものとなっています。
重要なのは、特定の犯人(細菌)探しをすることではなく、細菌叢のバランスをいかに整えるかということです。
今回は、カリオロジーの世界的な教科書をベースに現代カリオロジーの病因論に欠かせない
「生態学的プラーク仮説」を理解し、歯科医院でう蝕をコントロールする方法について考えていきたいと思います。
PART1 世界的名著にみる う蝕病因論のいま
PART2 生態学的プラーク仮説に基づいたカリエスコントロールの4つのポイント
ココも気になる! 『Dental Caries』ではどう書いてあるの?
【付録連動】
特集2
はじめての口腔機能発達不全症
“いつもの診療”のアレンジで機能を診る
【(後)実践編】ケースでわかるCHECK & DO
浜野美幸
先月の知識編に引き続き、実践編ではいよいよ口腔機能発達不全症の指導・管理について、
具体的な指導法を紹介します。実際の「よくあるケース」を通して、
発見のしかたからどうアセスメントしてどう対応していくのかを解説。
著者の提案する遊びを通した口腔機能向上プログラムは、ふろく付きですぐ実践可能です!
とじ込み&DL付録
遊びを通して小児の口腔機能向上を目指す
アナウンサーごっこセット
監修:浜野美幸
TOPIC
初期段階で気づく酸蝕症
進行させないための観察ポイント
小野綾菜、松尾 円、浪越建男 [Adviser]北迫勇一
今や幅広い年代でみられる酸蝕症。歯の溶解だけでなく、咬耗や摩耗、
アブフラクションを進行させてしまうことがわかっています。
患者さんの歯を守るためにも、酸蝕症を初期の段階で発見することが求められます。
そこで、酸蝕症の特徴とあわせて、見逃さないための観察ポイントを豊富な写真をもとに解説します。
[NEW]
連載
重要文献(エビデンス)オーバービュー
イマココ! がわかる 口腔と全身の関連性
[第1回] 口腔×糖尿病
関野 愉、金澤雅之
〈長期症例Special〉
DH誌上Case Presentation
[Case28] シュガーコントロールが困難な重度広汎型慢性歯周炎の長期経過
上田順子
投稿規定
スマホ動画付き企画
マイクロスコープ像でつかめる ZOOM UP! DH臨床
[zoom6] プラークの下では何が起きている?
三橋 純[監修] 増田佳子、宮脇清美
チェアサイドQ&A
[第19回]
[予防歯科の疑問]
子どもの頃に受動喫煙の影響で黒ずんだ歯肉は、大人になれば消える?
埴岡 隆、谷口奈央[予防歯科臨床教育協議会]
[食と栄養の疑問]
熱中症対策として、糖分を摂り過ぎない飲み物は?
黒木幸子
“口”の引き出しは万物に在り Dr.オカザキのカムカム大百科
[TOPIC7] 噛むことと食中毒
岡崎好秀
今日もGo! Go! DH日記 ~臨床にプラス編~
[第19回] 健康咀嚼指導士でステップアップ
杉江美穂
不安や疑問まるごと解決! 訪問DH駆け込み寺
[相談その4] 口から少し食べている寝たきりの患者さんを担当しているのですが、口腔ケア中、むせてばかりで怖いです
戸原 玄[監修] 十時久子
DH臨床に役立つ #社会のキーワード
[#16] NDBデータ レセプトが診療報酬改定や政策のデータに
上條英之
どうぶつおくち(奥地)紀行
[第7回] ヒマラヤを越えるトリ
今井一彰
News&Topics
NEWS
● K’s seminar
「大人気講師黒嶋伸一郎先生に聞こう! Part2」
● DHスタディーグループKOKO 2019特別講演“春”
●第68回日本口腔衛生学会・総会
●第62回春季日本歯周病学会学術大会
歯科衛生士向け研修会・学会情報
新製品情報
[特集1]掘り下げBOOK GUIDE
[特集2]掘り下げBOOK GUIDE
バックナンバー
次号予告