目次
病理学
1病理学概論
2病因論
2-1 病気の原因
2-2 外因と疾患
1.物理的因子
2.化学的因子
3.栄養の異常による障害
4.生物的因子による障害
2-3 内因と疾患
1.素因
2.体質
3.遺伝
4.免疫
5.アレルギー
6.内分泌異常
7.酵素異常
まとめ・設問
3先天異常
3-1 遺伝と疾患
1.遺伝
2.染色体と遺伝子
3.優性遺伝と劣性遺伝
4.遺伝性疾患
3-2 奇形
1.奇形の発生原因
2.奇形の成立形成
3.奇形の種類
まとめ・設問
4循環障害
4-1 循環障害の概説
4-2 全身の循環障害
1.浮腫(水腫)
2.ショック
3.傍側循環
4-3 局所の循環障害
1.循環血液量の変化によるもの
2.血管の閉塞によるもの
まとめ・設問
5退行性病変(代謝障害)
5-1 概説
5-2 変性
1.タンパク質変性
2.脂肪変性
3.糖原変性
4.石灰変性
5.結晶体変性
6.色素変性
5-3 萎縮
1.生理的萎縮
2.廃用萎縮(無為萎縮)
3.圧迫萎縮
5-4 壊死
1.原因
2.種類
3.壊死の二次的変化
4.壊死巣の週末
まとめ・設問
6進行性病変
6-1 概説
6-2 肥大
1.作業性肥大
2.代償性肥大
3.ホルモン性肥大
4.炎症性肥大
6-3 再生
1.再生の種類
2.再生能力
6-4 化生
1.上皮組織の化生
2.結合組織の化生
6-5 肉芽組織
1.肉芽組織の構成成分
2.肉芽組織の出現条件
3.肉芽組織の終末
6-6 創傷の治癒
1.第1次的治癒
2.第2次的治癒
6-7 異物の処理
1.肉芽を伴わない処理
2.肉芽を伴った処理
6-8 移植
1.移植片と移植主との関係による種類
2.再植と嵌植(インプラント)
まとめ・設問
7炎症
7-1 炎症の定義と臨床的5徴候
7-2 炎症の原因
7-3 炎症性細胞
7-4 炎症の経時的変化
1.細胞・組織の障害
2.滲出の修復
3.炎症の修復
7-5 炎症のケミカルメディエーター(chemical mediator)
7-6 炎症の形態学的分類
1.非特殊(特異)性炎
2.特殊(特異)性炎
7-7 感染症各論
1.真菌症
2.リケッチア性感染
3.クラミジア性疾患
4.ウイルス性疾患
まとめ・設問
8免疫とアレルギー
8-1 免疫とアレルギーの概説
8-2 免疫に関与する細胞、組織、臓器
1.リンパ組織
2.免疫担当細胞
8-3 抗原抗体反応の基づく組織障害
1.アナフィラキシー型(I型)
2.細胞障害型(II型)
3.免疫複合体型(III型、Arthus型)
4.遅延型(N型、細胞性免疫型)
8-4 自己免疫
8-5 移植免疫
8-6 腫瘍免疫
まとめ・設問
9腫瘍
9-1 概説
9-2 腫瘍の発生
1.外因
2.内因
9-3 腫瘍の形態
1.肉眼的所見
2.顕微鏡的所見
9-4 腫瘍の発育形式
1.膨張性(拡張性)発育
2.湿潤性発育
9-5 腫瘍の広がり方
1.連続性の広がり方
2.非連続性の広がり方
9-6 腫瘍の全身への影響
9-7 腫瘍の再発
9-8 腫瘍の良性と悪性
9-9 腫瘍の分類
9-10 腫瘍の種類
1.良性上皮性腫瘍
2.良性非上皮性腫瘍
3.悪性上皮性腫瘍
4.悪性非上皮性腫瘍
5.特殊な腫瘍
9-11 混合腫瘍
1.単純な混合腫瘍
2.比較的複雑な混合腫瘍
3.もっとも複雑な混合腫瘍
まとめ・設問
II 口腔病理学
1口腔病理学概論
2病因と歯科疾患
2-1 物理的因子による歯科疾患
2-2 化学的因子による歯科疾患
2-3 生物的因子による歯科疾患
3歯の発育異常
3-1 歯の数の異常
1.歯数が多い場合
2.歯数が少ない場合
3-2 歯の形の異常
1.癒着歯
2.癒合歯
3.双生歯
4.歯内歯
5.エナメル滴(エナメル真珠)
3-3 歯の大きさの異常
1.矮小歯
2.巨大歯
3-4 歯の構造の異常
1.歯の構造の異常の概説
2.構造の異常の種類
3-5 歯髄腔の異常
3-6 歯の位置の異常
1.転位歯
2.捻転歯
3.傾斜歯
4.高位歯・低位歯
5.移転歯
6.逆生歯
7.正中離開
8.叢生
3-7 咬合の異常
1.上顎前突
2.下顎前突
3.切端咬合
4.開咬
5.過蓋咬合
6.交差咬合
3-6 歯の萌出の異常
1.乳歯の早期萌出
2.乳歯の萌出遅延
3.永久歯の早期萌出
4.永久歯の萌出遅延
5.埋伏歯
まとめ・設問
4歯の機械的損傷
4-1 咬耗
4-2 磨耗
1.過度の歯の清掃(ブラッシング)に起因する磨耗
2.装着物に起因する磨耗
3.職業性または習慣性動作による磨耗
4-3 歯折
4-4 脱臼
まとめ・設問
5歯の化学的損傷
5-1 酸蝕症
まとめ・設問
6歯の沈着物と着色
6-1 沈着物
1.獲得薄膜(ペリクル、獲得被膜)
2.歯垢(プラーク、歯苔)
3.歯石
4.食物残渣
6-2 着色
1.内因性着色
2.外因性着色
まとめ・設問
7齲蝕
7-1 概説
7-2 病因
1.病因の諸説
2.外因
3.内因
4.カイスの輪
7-3 齲蝕の分類
1.進行速度による分類
2.発現部位による分類
3.広がり方による分類
4.原発か再発かによる分類
5.臨床的分類(花沢の分類)
6.歯の硬組織の種類による分類
7-4 エナメル質齲蝕
1.概説
2.齲蝕円錐
3.齲蝕病巣の層分け
7-6 セメント質齲蝕
1.概説
まとめ・設問
8象牙質とセメント質の増生
8-1 象牙質の増生
1.第2象牙質
2.象牙質瘤、象牙粒
8-2 セメント質の増生
1.セメント質肥大
2.セメント質瘤、セメント粒
3.根管セメント質
まとめ・設問
9歯髄の病変
9-1 概説
9-2 歯髄の退行性病変
1.歯髄の変性
2.歯髄の萎縮
3.歯髄の壊死
9-3 歯髄充血
1.原因
2.症状
3.転帰
9-4 歯髄炎
1.歯髄炎の特徴
2.歯髄炎の原因
3.歯髄炎の分類
9-5 歯髄壊疽
まとめ・設問
10歯周組織の病変
10-1 歯周組織
10-2 根尖性歯周炎
1.急性根尖性漿液性歯周炎
2.急性根尖性化膿性歯周炎
3.慢性根尖性化膿性歯周炎
4.慢性根尖性肉芽性歯周炎
10-3 辺縁性歯周炎
1.歯肉炎・辺縁性歯周炎の原因
2.歯肉炎
3.辺縁性歯周炎(歯槽膿漏症)
10-4 若年性歯周炎(歯周症)
10-5 Papillon-Lefevre症候群
10-6 (急性)壊死性潰瘍性歯肉炎
10-7 慢性剥離性歯肉炎(歯肉症)
10-8 歯肉増殖症
10-9 咬合性外傷
1.咬合性外傷の種類
2.咬合性外傷の原因(外傷性咬合となるものの種類)
3.咬合性外傷の症状
4.咬合性外傷の病理組織所見
5.咬合性外傷と辺縁性歯周炎の関係
まとめ・設問
11抜歯創の病変
11-1 抜歯創の治癒
1.凝血期(血餅期)
2.肉芽組織期
3.仮骨期
4.治癒期
11-2 ドライソケット
まとめ・設問
12口腔粘膜の病変
12-1 色素沈着
1.メラニン
2.金属
12-2 白板症
12-3 扁平疥癬
12-4 再発性アフタ
12-5 カタル性口内炎
12-6 壊死性潰瘍性口内炎
12-7 壊疽性口内炎
12-8 単純性ヘルペス
12-9 口角びらん
12-10 カンジダ症
まとめ・設問
13エプーリス
1.肉芽腫性エプーリス
2.線維性エプーリス
3.血管腫性エプーリス
4.線維腫性エプーリス
5.骨形成性エプーリス
6.巨細胞エプーリス
7.先天性エプーリス
まとめ・設問
14口腔領域の奇形
14-1 概説
14-2 顔面裂(顔裂)
14-3 口唇、顎、口蓋の癒合不全
14-4 舌の奇形
14-5 骸骨の奇形
まとめ・設問
15骸骨の炎症
15-1 骨髄炎と骨膜炎
1.急性顎骨骨髄炎
2.慢性顎骨骨髄炎
15-2 菌性上顎洞炎
15-3 その他
1.放射線性骨髄炎
2.特異性顎骨炎
3.急性歯槽骨骨炎、ドライソケット
まとめ・設問
16唾液腺の疾患
16-1 唾石症
16-2 唾液腺炎
1.流行性耳下腺炎
2.急性化膿性唾液腺炎
3.慢性唾液腺炎
16-3 唾液腺の貯留嚢胞
1.粘液嚢胞
2.ガマ腫
16-4 唾液腺の腫瘍
1.上皮性腫瘍(シアローム)
2.非上皮性腫瘍(シンシアローム)
まとめ・設問
17口腔領域の嚢胞
17-1 概説
17-2 菌原性嚢胞
1.濾胞性歯(牙)嚢胞
2.石灰化菌原性嚢胞
3.歯原性角質嚢胞
4.歯根嚢胞
5.歯周嚢胞
6.新生児歯肉嚢胞
7.残留嚢胞
17-3 非菌原性嚢胞
1.顔裂性嚢胞
2.偽嚢胞
3.術後性上顎嚢胞
4.迷入性嚢胞
5.唾液腺の貯留嚢胞
まとめ・設問
18 歯原性腫瘍
18-1 歯原性腫瘍の特徴
18-2 エナメル上皮腫
18-3 セメント質腫
18-4 歯牙腫
まとめ・設問
19非歯原性腫瘍
19-1 良性腫瘍
1.上皮性
2.非上皮性
19-2 悪性腫瘍
1.上皮性(癌腫)
2.非上皮性(肉腫)
まとめ・設問
参考文献
索引