目次
第1章 切開－メスの扱い方－
1．基本的なメスの選択と使用法
2．審美領域での切開～前歯部インプラントにおける留意点～
3．切開における注意点
3-1 上顎連続欠損部での横切開
3-2 抜歯後早期の顎堤への切開
3-3 歯肉溝切開
4．切開を行う際の患者への気配り
第2章 フラップの扱い方－剥離法と把持法－
1．フラップの剥離～剥離子の使い方～
1-1 剥離の種類
1-2 骨膜剥離子の使用法
1-3 吸引管の使用法
2．フラップの把持と牽引～鑷子の使い方～
2-1 無鈎鑷子と有鈎鑷子
2-2 有鈎鑷子の使用法
第3章 縫合～その1－持針器－
1．縫合における持針器
2．持針器の選択
2-1 なぜウェブスター型持針器なのか
2-2 持針器の大きさ
2-3 持針器先端部の特徴を知る
2-4 持針器関節部について
2-5 カストロビエホ型持針器
2-6 その他の持針器
第4章 縫合～その2－持針器の把持法－
1．器械結びの要点
2．器械結びの全操作
2-1 持針器の基本的な把持法
2-2 人差し指による針先のコントロール
2-3 運針時の手首の動き
第5章 縫合～その3－縫合針－
1．縫合針
2．縫合針の扱い方
2-1 縫合針の長さと弯曲
2-2 針先の形態
2-3 縫合針の構造と把持法
第6章 縫合～その4－縫合糸－
1．縫合糸とは
2．縫合糸の目的
3．縫合糸の種類と目標
4．絹糸
5．ナイロン糸
6．e-PTFE糸
第7章 縫合～その5－縫合創の合わせ方－
1．縫合の基本
2．縫合創の治癒と瘢痕収縮
3．縫合創を合わせるときに生じやすい問題点と解決法
3-1 結節縫合
3-2 上顎単独歯欠損インプラントでの縫合創
3-3 triangular flapの問題点
3-4 Rehrmann plastyの問題点
4．縫合での心得
第8章 縫合～その6－結紮－
1．結紮
2．器械結び
2-1 器械結びの特徴
2-2 器械結びの基本操作
3．縫合時の術者のポジション
4．器械結びの方法とポイント
5．コントロールリリース針
第9章 剪刀－構造と種類－
1．剪刀とは
2．剪刀の選択
3．剪刀の一般的構造
4．口腔手術での剪刀の種類
4-1 眼科剪刀
4-2 形成剥離剪刀
4-3 歯肉剪刀
4-4 抜歯剪刀
4-5 Cooper剪刀
5．剪刀の重要性
第10章 剪刀の扱い方～その1－軟組織の剥離－
1．剪刀の役割
2．口腔軟組織での剪刀の役割
3．剪刀の基本的な把持法
4．剥離はメスか剪刀か？
5．剪刀による浅層の剥離
6．剪刀による深部での剥離
第11章 剪刀の扱い方～その2－縫合糸の切断－
1．「切る」剪刀
2．縫合糸の糸切りの長さ
3．結紮後の縫合糸切断の剪刀操作
4．口腔内での縫合糸の切断
5．抜糸の基本
6．口腔内での抜糸
7．剪刀の応用範囲
第12章 ノミの扱い方－種類と使い分け－
1．術野の確保
2．ノミの使用法
2-1 ノミの種類
2-2 ノミの使い分け
2-3 角ノミ
2-4 骨切り刀と角ノミの使い分け
2-5 骨切り刀の使用上の留意点
2-6 骨切り刀でのインプラント手術
2-7 骨ノミの把持法と大きさ
3．マレットについて
第13章 鉤の扱い方－種類の使い分け－
1．鉤の助手との重要性
2．鉤の種類
2-1 鉤の名称の由来
2-2 爪鉤
2-3 扁平鉤
2-4 インプラント外科に利用できる顎顔面外科用の鉤
2-5 その他の鉤
3．鉤持ちをする手術助手の心構え
第14章 特講－外科手技の基本をより深く知るために－
はじめに
1．手術に対するコンセプト
2．切開
2-1 切開は必要にして十分の長さが必要
2-2 きれいな創傷治癒ははじめの切開が肝心
2-3 術後目立たない皮切創
2-4 切開に用いるメスの用途
3．出血の止血
3-1 出血
3-2 出血点の確認は手術の行方を左右する
3-3 止血手段の選択は手術の進行と創傷治癒を左右する
4．剥離
4-1 切開操作
4-2 剥離の手段と剥離操作
4-3 TractionとCounter traction
5．縫合の結紮
おわりに
参考文献
索引
