目次
第1章 歯内療法の臨床ゴール
歯内療法の臨床ゴール
第2章 歯と歯周組織の発生と構造
歯の発生
歯胚の成長、発育
歯胚形態形成の分子生物学的メカニズム
硬組織の形成
歯周組織の発生
エナメル質、象牙質、歯髄、歯根膜の構造
第3章 歯根と根管の形態学
アンギュレーション・インクリネーション
髄質と根管の位置関係
平均的な歯と歯髄の形態
墨汁注入透明脱灰標本作製方法
根管形態
根管の加齢変化
第4章 歯内感染の病理経過と診断
歯髄病変
根尖病変
臨床診査と診断
第5章 齲蝕象牙質への対応
齲蝕象牙質除去の基準
最新の齲蝕象牙質除去方法・器具
抗菌剤による齲蝕病巣の無菌化療法
齲蝕象牙質処置に対する新しい試み
第6章 覆髄と知覚過敏処置
覆髄処置
象牙質のコーティング(関節覆髄/裏層)
歯髄のコーティング(直接覆髄)
知覚過敏処置
インレー・クラウン窩洞の露出象牙質の保護
第7章 アペキシフィケーションとアペクソジェネシス
アペキシフィケーション(Apexification)
アペクソジェネシス(Apexogenesis)
パルプ・キャナル・オブリタレーション(Pulp Canal Pbliteration)
生物学的根管充填(閉鎖)の将来像
第8章 根管のプレパレーション
根管治療における根尖部の治癒のバリエーション
抜髄根管と感染根管
歯根未完成歯と完成歯
側方加圧充填法と垂直加圧充填法
根管治療の流れ
髄腔の開拡
作業長の決定
根管のプレパレーション
彎曲根管におけるテーパー状形成
切削用器具の種類と特性
器械切削装置の種類と特性
第9章 根管貼薬と細菌培養
根管清掃
根管貼薬
細菌培養
ラバーダム防湿と仮封
第10章 根管充填(側方加圧法と垂直加圧法)
根管充填の必要性(なぜ根管充填をするのか)
根管充填材の具備すべき条件(どんな根管充填材を用いればよいのか)
根管充填用ガッタパーチャの諸性質
根管充填用ガッタパーチャの種類
シーラーの特徴と種類
根管充填法(単一ポイント法)
根管充填法(側方加圧法)
根管充填法(垂直加圧法)
シーラーの是非
根管充填の時期
側方加圧根管充填法と垂直加圧根管充填法で何が違うか?
第11章 乳歯の根管処置
乳歯の根管の特徴
根管処置法の選択基準
乳臼歯の根管処置の流れ
乳前歯の根管処置
第12章 外傷歯の歯髄処置
外傷歯の分類
外傷を受けた永久歯の歯髄の治療方針
外傷を受けた乳歯の歯髄の治療方針
第13章 エンド・ペリオの相関
歯周炎とは
歯内-歯周病変の分類と病理経過
診査・診断
治療方針
パーフォレーションによる病変
垂直性の歯根は説による病変
第14章 歯内療法に付随した外科処置
根尖病変への外科的対応
深部齲蝕(残根)への対応
抜歯と自家歯牙移植
第15章 根管内の問題への対応
ポストコアの除去
根管内異物の除去
ステップ根管の修正
パーフォレーションへの対応
第16章 マイクロスコープを応用した歯内療法処置
装置および周辺機器の概要
Microscopic Endodonticsの実際
第17章 歯冠の漂白(無髄歯と有髄歯)
歯の変色の原因
漂白法の術式
漂白のメカニズム
第18章 歯冠修復と支台築造
コンポジットレジンによる歯冠修復
部分被覆冠による修復
支台築造
第19章 X線写真撮影の種類と方法
X線写真撮影の種類と方法
照射時間と現像方法の注意点
発表のためのX線写真のスライドづくり
第20章 器具の取り扱いと滅菌
問診の重要性
手袋の問題点
器具別の滅菌方法
タービンハンドピースの滅菌
ファイルの滅菌
高圧蒸気滅菌が不可能な器具・機材の滅菌
第21章 根尖性歯周炎の成立とその治療の科学的背景
感染根管の病原性
根尖性歯周疾患における“発症”と“治癒”の免疫機構
臨床所見から感染根管の病原性を判断することは可能か?