目次
はじめに
歯科医学の将来はペリオをマスターせずには成り立たない
1 歯周組織
1 健康な歯肉を再確認しよう!
2 歯周組織についても知っておこう!
3 付着歯肉を作るために手術は必要か?
4 歯肉炎は歯間乳頭歯肉から起こり、コルが大きく関係している
5 歯周疾患には関係なく、歯ぐきが黒ずんでくることもあるのですか?
6 適度な歯の動揺は歯の健康維持に役立っている
7 噛み合っていない歯の歯根膜の変化に注意しょう!
8 歯と歯肉の結合のメカニズムを知ろう!
9 歯周炎の病態を調べてみよう!
10 歯周炎は顎の骨を溶かしますよ!
11 歯肉の下がり具合は歯周炎のバロメーター
12 歯周炎は高齢者の宿命病か?
2 口腔内の状態と歯周疾患
13 口腔内の最外層は唾液である!
14 口呼吸は歯周組織に悪影響を与える
15 口臭は歯周疾患の象徴か?
16 歯周疾患の病因と歯垢細菌
17 歯周疾患における免疫反応
18 歯周疾患の進行とポケット内細菌叢の変化
19 すべての患者にIndexをとる無意味さを知っておこう!
20 歯の表面上の付着物を調べてみよう!
21 歯石とは一体何だろう?
22 歯石の形成と付着機構を知っておこう!
3 歯周疾患
23 歯槽膿漏とは何ですか?
24 なぜ多くの人はサイレントディジィーズで苦しむのか?
25 歯周疾患と歯槽膿漏を区別して理解しよう!
26 歯周疾患の原因
27 歯周疾患の種類を分析しよう!
28 小児の歯周疾患
29 歯周疾患にかからない食生活を考えて歯周組織を強化しよう!
30 ブラックが付きにくい食生活
4 歯周疾患を治療するに当って
31 貴方の健康生活はブラッシングから
32 歯周疾患治療の第一歩は、患者を引き付けることから始まる
33 病は気から! 歯周疾患も気から?
34 セルフコントロールとドクターコントロール
35 歯周疾患のある患者の診査
36 歯周疾患に対する口腔内診査項目はこれでけある
37 歯の動揺度はこうして見よう!
38 歯周ポケットの測定なしで、クラウンを入れる時代は終った
39 X線写真の役割
40 規格X線写真を術後の評価に用いよう!
41 便利なパノラマX線写真の活用法
42 骨欠損形態はX線写真により診断するしかないか?
43 保存か? 抜歯か?
44 歯周疾患の治療計画は?
45 糖尿病患者の治療に際して
46 歯周疾患の予後に影響する因子
5 歯周疾患の予防処置
47 歯はやはり毎食後磨かないといけないものか?
48 プラックコントロールって何だ?
49 ブラッシング法を考えてみよう!(誰もが知っているローリング法)
50 バス法を習得しよう!
51 歯科医たる者、チャーターズ法を習得しよう!
52 必要なスティルマン改良法にも注目しよう!
53 知っていると便利なフォーンズ法
54 歯ブラシは曲がっているものが使い易いのか?
55 メチャクチャなブラッシングで何が起こるか?
56 正しいブラッシングで歯肉の炎症が直るというのは本当か?
57 フロッシングをすべての人にとり入れさせよう!
58 歯科医の看板──補助清掃器具
59 ブラッシング指導を成功させるための秘訣はあるのか?
60 歯石をとろう!
61 スケーリングに使用する器具はこれだけある
62 スケーリングの基本はこうだ!
63 一騎当千秘密兵器か? 超音波スケーラー!
64 ルートプレーニングって何だ?
65 グレーシーキュレットをマスターしよう!
66 スケーラーの研磨
6 歯周疾患の外科処置
67 外科処置の前にはイニシャルプレパレーションを!
68 サージカルパックの組成は?
69 術後出血に対する処置を考えよう!
70 術後の患者に対する指示はこれで完璧だ!
71 術後の知覚過敏にルートプレーニングは不可欠だ!
72 外科処置の種類を把握しよう!
73 歯周ポケット掻爬の適応症と術式
74 これが新しいキュレッタージだ!
75 歯肉切除の適応症と術式
76 歯肉切除を行なってもすぐ元に戻ってしまう場合には?
77 電気メスの正しい使用法
78 歯肉剥離掻爬手術はこうだ!
79 ウェッジ・オペレーションは新しい術式で行なおう!
80 口蓋の歯肉が厚い場合はPalatal Approachで!
81 不良肉片はなぜ取り残していけないのか?
82 縫合は上顎と下顎とは同じでよいか?
83 歯周外科手術における歯槽骨整形の意義
84 歯周歯槽骨外科手術とは
85 骨整形・切除の実際
86 骨移植の実際
87 骨内欠損の診断と処置のポイント
88 M.G.S.とは?
89 遊離歯肉移植の実際と付着歯肉を作るための最も有効な手段
90 小帯切除の適応症とは?
91 根分岐部はなぜウィークポイントか?
92 根分岐部病変の診査と分類をしっかりやておこう!
93 根分岐部病変に対する処置
94 根分岐部病変に対する処置後の経過
95 急性歯周膿瘍の原因と病変に気をつけよう1
96 急性歯周膿瘍の処置には抜本策を!
97 歯周膿瘍と急性歯髄炎
98 急性壊死性潰瘍性歯肉炎
99 歯槽膿漏に効く薬はありますか?
100 歯槽膿漏を治療しよう!
7 咬合治療
101 歯周病と咬合(咬合性外傷)
102 患者の理想咬合は分からない
103 歯ぎしりで歯槽膿漏になる?
104 咬合調整は原則を尊重すること
105 歯を固定する時は、単純、安定、衛生、無刺激、かつ経済性を考えること
106 X線写真で骨吸収像のある動揺歯の固定
107 多数歯に渡る固定
108 乱グイ歯は歯周疾患を増悪させる
109 歯周疾患患者の補綴処置
110 歯冠補綴物の形態に気をつけよう!
111 永久的な歯冠修復物
8 歯科処置後のメインテナンス
112 歯科処置後のメインテナンス
113 リコールシステムはどうやるのか?
9 歯周疾患治療の実際(ケースレポート)
114 内式暫間固定法──インデントラ・スプリント──
115 レディメイドのワイスマンの暫間固定法
116 歯肉剥離掻爬手術
117 歯肉剥離掻爬手術と暫間固定
118 歯周移植とヘミセクションを行った症例
119 Lyoduraを併用した骨移植の症例
120 ペリオの補綴
121 歯周疾患患者の矯正治療
●本文・カバーイラスト/大塚邦博・桐野忠昭
秋重成孝・山乃文吉
●カバー・表紙デザイン/中山銀士