目次
序章 歯科医師としてのキャリアデザインを考える(足立)
1.歯科医師という仕事と誇り
2.歯科医療が目指すべきもの
3.なぜ今キャリアデザインなのか
第1章 なぜ歯科医師になったのか考えてみよう(足立)
1.成功する人は心の終着点から考える
2.「4つの問いかけ」に答えてみよう
3.「医療者である」とはどういうことか
(1)「プロフェッション」であるということ
(2)「先生」という称号を得ているということ
(3)医療契約は準委任契約であるということ
4.「歯科医師」である前に「個人」としていかに生きるか
第2章 歯科医師は構造変化に直面している(米田・足立)
1.日本社会の構造変化の実像(米田)
(1)「人口減少社会・超高齢化社会」
(2)「右肩上がりの経済」の終焉
1)技術革新による生産性の向上
2)人的資本の充実
3)貯蓄の効率的運用
4)女性や高齢者の社会参画の促進
(3)家族の形の多様化
2.歯科医師が抱く不安とは何か(足立)
(1)収入の減少に対する不安
(2)経営コストの上昇に対する不安
(3)良質の医療が患者さんに受け入れられないことにより発生する
不安
(4)商業型歯科医療の台頭による本質的歯科医療の不当評価
(5)保険制度への不安
(6)歯科医療サービスの需給関係の悪化
(7)時代が求める歯科医療サービスへの対応
(8)新規開業リスクと後継者問題
3.生涯顧客が求められる背景(米田)
第3章 歯科医師が抱く不安への具体的な対処法(足立)
1.不安の根っこにあるものは何か
2.マイナーチェンジvsフルモデルチェンジ
3.供給者主権(医療者中心)から消費者主権(患者中心)へ
(1)豊かな先進資本主義諸国の中で常識となる医療倫理
(2)情報革命と消費者民主主義
(3)見えざる神の手を活用した医療コストの抑制効果
4.歯科医療変革のキーワード
(1)歯科医療の変遷と歯科医療のマーケット
1)歯科医療の第一世代
2)歯科医療の第二世代
3)歯科医療の第三世代
(2)求められる歯科医療-患者中心の歯科医療の時代-
1)患者さんの権利擁護-世界標準の医療を目指して-
(a)医療の世界標準
(b)患者さんの権利
(c)インフォームドコンセントの歴史
(d)インフォームドコンセントとは
2)患者さんの期待に添った医療-患者さんの真の期待を知る-
(a)患者中心の医療と患者さんの期待
(b)患者さんの表面的(原始的)欲求と患者さんを動かす真の期
待
(c)社会的背景が影響する、患者さんにおける真の期待
(d)日本における患者さんの期待の方向性
(3)予防型総合歯科医療
-予防歯科の定義と患者さんが求める歯科医療-
1)予防とは何か
(a)間違った予防歯科の解釈
(b)患者さんからみた予防とは
(c)予防の定義
(d)予防歯科をするということ
2)予防型総合歯科医療の定義と医療展開システム構築の要件
3)予防型総合歯科医療がもたらす効果
(4)歯科医療契約は準委任契約
(5)歯科医療の価値訴求
(6)患者責任の醸成
1)歯科的疾患の特徴と良質の医療結果との関係
2)パターナリズムとインディビジュアリズム
3)コンプライアンスとアドヒアランス
5.情報開示のために1人でできること、みんなで取り組むこ
と
(1)カルテ開示に対する行政の方向
(2)医療機関が行う患者さんへのコミットメント「患者の権利章典」
(3)エビデンスの構築とデンタルエージ
(4)「特定非営利活動法人 明日の歯科医療を創る会POS」の役割
第4章 希望への見通し ありたい歯科医院経営を目指して(足立)
1.新しい医療システムを構築するための7つの手順
(1)院長のビジョンを明確にする
(2)スタッフへ院長の意思を表明する
(3)課題を明確にする
(4)スタッフの期待を確認する
(5)職場環境を整備する
(6)システム構築のための具体的な戦略を立案する
(7)定期的にミーティングを開催する
2.信頼されるアドバイザーになるための2つのカギ
(1)コミュニケーションスキルの獲得
(2)インフォームドコンセントの獲得
第5章 歯科医師の事業承継戦略を考える(米田)
1.なぜ事業承継問題が今日的課題なのか
(1)歯科医師の事業承継と4つの問題
(2)能動資産と受動資産の違いを知っておく
2.企業価値経営の観点から事業承継の可能性を高める
(1)事業承継者の意思と能力を確認する
(2)事業承継の可能性を高める経営システム-企業価値向上と開示-
1)無形資産を定量的に評価しようとすること
2)無形資産を積極的に開示し、患者さんを含めた広義の利害関係者
(ステークホルダー)に理解してもらうこと
3.税法を巡る事業承継問題のポイント
(1)相続を「争続」にしないための3つの留意点
(2)民法と税法のねじれが争続問題の原因に
(3)「争続」を未然に防ぐための対策
(4)ケーススタディ~贈与と運用を合体した相続税対策スキーム~
第6章 歯科医師に求められるトータルライフデザイン(米田)
1.なぜ今、トータルライフデザインが重要なのか
2.広い視野でキャリアビジョンを考える
(1)みずからのキャリアを意識する
(2)キャリアを見つめる3つの視点
3.あなたの夢を支える6つの領域をチェックしてみよう
(1)仕事は充実しているか
(2)家族との絆は強固か
(3)財産状況に問題はないか
(4)健康状態は良好か
(5)仕事外の交友関係は充実しているか
(6)趣味やスポーツを通じた自己実現の道をもっているか
4.成功する起業家のセルフマネジメント
(1)借り入れを健全水準に保つ
(2)みずからの固定費を必要以上に上げない
(3)健康の維持・増進に努める
(4)自分の専門分野とその周辺分野の研鑽に努める
(5)支援者や社会に貢献する生き方を忘れない
(6)家族とのコミュニケーションを大切にする
第7章 ファイナンシャルフリーダムへの道(米田)
1.日本社会はこう変わる
(1)変化への対応能力が求められている
(2)個人の財務戦略の3つの柱
1)収入面での多様化を図る
2)固定費の上昇圧力のコントロール
3)バランスシートの強化
(3)資産運用が求められる時代背景
2.希望格差時代を生きる知恵
3.四重苦にさらされる日本人
4.リスクマネジメントの究極の目的
5.生存リスクにともなう負債を抱えないために
(1)悪化する日本人の生存リスク
(2)生存リスクの大きさを知る
(3)死亡時のリスク、引退時のリスク
(4)生存リスクのシミュレーション
(5)バランスシートに影響を与える4つの要因
(6)生存リスクは日本人の新たな課題
1)政府がやらなければならないこと
2)教育のなすべきこと
3)企業がCSR(社会的責任)の観点から支援しなければならないこと
6.ファイナンシャルフリーダムを手に入れるには
(1)お金の本質を考える
(2)インカムリッチからバランスシートリッチへ
(3)ファイナンシャルフリーダムへの4つのステップ
1)投資目的を明確にする
2)マネースタイルを見直す
3)強制貯蓄で元本形成を加速させる
4)世界の主要な資本市場につねに身をおく
7.欧州の富裕層に学ぶ資産保全戦略の考え方
(1)減らしたくない資産家の悩み
(2)資産を減らしたくない人が対処すべき6つのリスク
(3)欧州で生まれた国際分散投資の特長
1)高い流動性がある
2)安定した収益が期待できる
3)適合性の高い投資メニューが作れる
8.投資信託が広げる一般投資家にとっての運用機会
(1)わが国における投資信託の悲しい歴史
(2)投資信託で広がる国際分散投資の利用可能性
1)分別管理による資産保全機能
2)専門家による合同運用
3)高い流動性
4)柔軟なプログラムの構築が可能
9.正しい投資アドバイザーの選び方
(1)資産運用を決定するための4つのステップ
1)ライフデザイン
2)ファイナンシャル・プランニング
3)インベストメント・プランニング
4)個別金融商品の選択
(2)あなたのために働く2人の投資プロフェッショナル
(3)正しい投資アドバイザーの6つの選定基準