目次
第1章 NBMを正しく理解する
NBMは新しい学問である
NBMの正しいイメージをつかもう
ナラティブは人生そのものを表す
医療は患者さんの苦しみを聴くことから始まった
NBMを実行するための5つのステップ
EBMとNBMは対立しない
第2章 なぜ今、NBMが必要なのか?
NBMを必要としている現代社会
「心の時代」における歯科医療
患者さんのさまざまなナラティブを理解することが大切
NBMとインフォームドコンセント
第3章 歯科医療とNBM
なぜ、歯科医療にもNBMが必要か
NBMを日常臨床に応用するにあたって
知識・技術の研鑽が患者さんとの有利なコミュニケーションを生む
歯科医師自身のナラティブを考えよう
第4章 NBMを取り入れるための基本テクニック
「聞く」ではなく「聴く」ことが大切
患者さんとコミュニケーションを取るための準備
デンタルカウンセリングとデンタルコーチング
デンタルコミュニケーションの導入ツール
(1)アイスブレイキング-相手の心の緊張を解く
(2)ペーシング-安心感と親密度アップ
デンタルコミュニケーションの核となるツール
1.「聴く」ツール
(1)パッシブリスニング
(2)アクティブリスニング
2.「質問」ツール
(1)オープンクエスション
(2)クローズクエスチョン
3.「伝える」ツール
Iメッセージ
第5章 歯科臨床におけるNBMの実践
NBMを日常臨床で応用するには
患者さんのナラティブを考慮した場合、考慮しない場合の会話例
ケース1.歯肉からの出血を主訴に来院した患者さん
ケース2.X線撮影を拒む患者さん(歯内療法時)
ケース3.明らかに保存不可能な下顎智歯の抜歯をするか否か
ケース4.舌痛症の患者さんを大学病院に紹介する
第6章 NBMを生かすクリニックづくり
パラダイムシフト
ホスピタリティー
クリニックづくり
ステップ1.医院のミッションづくり(意思統一化)
ステップ2.医院のスタンダードづくり(行動統一化)
ステップ3.対患者さんコミュニケーション力アップ
ステップ4.患者さんの背景を知る
ステップ5.その患者さんい適した治療法のオプション提示