政治|2024年6月12日掲載

国民皆歯科健診は「具体的な」取り組みと明記

経済財政諮問会議、骨太の方針2024の原案を公表

経済財政諮問会議、骨太の方針2024の原案を公表

 さる6月11日(火)、政府の経済財政諮問会議(岸田文雄議長)は「経済財政運営と改革の基本方針2024(いわゆる骨太の方針2024)」の原案を公表した。以下に歯科に関する主な内容を示す(原文ママ)。

 全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の活用と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組の推進、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療機関・医歯薬連携を始めとする多職種間の連携、歯科衛生士・歯科技工士等の人材確保の必要性を踏まえた対応、歯科領域におけるICTの活用の推進、各分野等における歯科医師の適切な配置の推進により、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組むとともに、有効性・安全性が認められた新技術・新材料の保険導入を推進する。

 なお、骨太の方針2023から今回の原案で示された点として、国民皆歯科健診は「具体的な」取り組みと明記されている。多職種連携については、医科歯科連携から「医歯薬連携」となっている。また、歯科保健医療提供体制の構築と強化については、「各分野等における歯科医師の適切な配置の推進」が追加されている。

 骨太の方針2024は、与党との調整を経て今月中の閣議決定にて正式決定される予定。

 詳しくは、内閣府のWebサイトあるいは以下のURLを参照していただきたい。

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0611/agenda.html

関連する特集