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政治|2024年2月7日掲載

日歯臨時記者会見

令和6年度診療報酬改定、歯科はプラス0.57%

改定結果の所感や「診療所の経営は良好」との世間の誤った歯科の認識に言及した。
改定結果の所感や「診療所の経営は良好」との世間の誤った歯科の認識に言及した。
 2023年12月21日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、高橋英登会長)による臨時記者会見が開催された。本会見は、前日に政府が令和6年度診療報酬改定における改定率を決定したことを受けて開催されたもの。

 高橋会長は冒頭、本会見前日に開催された三師会(日本医師会、日歯、日本薬剤師会)合同記者会見にふれ、もっとも大切な社会インフラとして医療機関、また国民皆保険制度を守っていくため、三師会を中心に医療介護団体が一丸となって国に対して財源確保を要望してきたことを振り返った。そして、今回の診療報酬本体+0.88%、歯科のみでは+0.57%という改定結果に対し、「『マイナス改定が適当』との声も挙がったなか、われわれが望んだ額に届くものではなかったものの、一定の評価をいただけた」との認識を示した。あわせて、医療関係職は潤沢な資金を抱えているという世間の認識に言及し、歯科の実態とは異なることをあらためて強調した。

 次に、林 正純副会長より、本診療報酬改定スケジュール・基本方針の概要や個人立歯科診療所の損益差額分布について資料をもとに解説された。なかでも損益差額分布について、平均値と比較して中央値・最頻値ともに大きく乖離しており、自助努力による経費の適正化では限界に達していることを述べた。右記に、今回の改定率を示す。



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