Web限定 2024年6月24日掲載 歯科医療従事者のためのメガネ学入門―「みる」を考える―(第10回) 後で読む 第10回:原理原則での眼鏡作り 眼の見る構造と原理 初めて老眼鏡や手放しルーペを使い始めた時期は、モニターはボヤけて見えます。しかし、それらのレンズに慣れてしまうと数年後にはぼやけていた視界がキレイに見えてきてしまいます。そうなると眼精疲労傾向の始まりといわれています。 眼の見る構造は、ものを見る際に瞳孔から目に入った光が虹彩で調節され、水晶体で屈折調整されて、透明なゲル状の硝子体を通過し、網膜の黄斑に焦点を結びます(図1)。この光は視神経を通じて信号として脳に伝達され、像として... 米盛 健 よねもり・けん 1969年8月生まれ。東京・銀座にある鯖江メガネオーダーメイド眼鏡専門店「JUNGINZA」の代表取締役を務める。アイウェアデザイナーとして数多くの著名人に眼鏡を提供し、眼鏡製造の技術を次世代へ継承を追求している。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。