トピックス 2008年2月17日掲載 「歯内療法における難症例の解析と対処法-長期保存を考えて-」 をテーマに開催 <b><font color='green'>第38回国際歯科学士会(ICD)冬期学会</font></b> 後で読む さる2月17日(日)、東京歯科大学血脇記念ホール(東京都)にて、2007年度国際歯科学士会(以下、ICD、江間誠一郎会長)日本部会第38回冬期学会が「歯内療法における難症例の解析と対処法-長期保存を考えて-」をテーマに約170名の参加者を集めて開催された。 ICDは、世界各国の1万人のオピニオンリーダーで構成されており、公衆の健康と福祉のために歯科学の技術および学術を国際的に促進することを目的の1つに掲げる学術団体である。 午前の部では、まず斎藤 毅氏(日大名誉教授、ICD次期会長)が「慢性根突性歯周炎の長期観察から見た評価-歯内療法の成功率の文献調査ならびに失敗例の考察-」と題した講演を行い、歯内治療のコンセプト、治癒の概念と成功率、失敗例とその解析などについて述べた。 引き続き、井上 昇氏(東京都開業)が「長期経過観察の中から明らかに成った事-特に電気的根管長測定の観点から-」と題し、歯内療法の術後35年に及び経過観察を続けた症例などを提示しながら、電気的根管長測定の結果が歯内療法の成功、不成功におよぼす影響について講演した。 午後の部では、 「予後判定基準 術者の技術水準か(1)・患者の治癒能力か(0)」と題して東海林芳郎氏(東京都開業)が登壇。自身の40年間にわたる長期症例を提示した上で、歯内療法は〔根管系、根端孔〕と〔歯根周囲の支持組織〕の界面を、術者がどれだけコントロールできるかが重要である、と述べた。 続いて、平井 順氏(神奈川県開業)が「歯内療法、そして長期保存への挑戦」と題した講演を行い、「歯科医療はエンドに始まり咬合に終わる」と述べ、咬合を基軸とした処置歯の長期的保存への臨床例を示した。 最後に、斎藤氏、井上氏、東海林氏、平井氏が登壇し、会場に集まった参加者からの質問に対し、臨床上のコツやアドバイスなどを含めて丁寧に応えていた。
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