Web限定 2024年5月1日掲載 パノラマ・CT所見で考える 智歯の診断・治療・管理(第5回) 後で読む 第5回:歯根の肥大 智歯の加齢変化について 歯根が形成されて萌出しようとしている時期は、歯と骨は歯根膜を介する付着が強くないはずです。萌出して咬合に参加する時期になると、付着が強くなければと咬合できないため、次第に骨との歯根膜を介した付着は強くなるでしょう。したがって、萌出途中の歯の方が咬合に参加した歯よりも抜歯は簡単なはずです。 このように、年齢によって抜歯の難易度が変わることが考えられます。前回は20代後半から歯根の... 山城崇裕 やましろ・たかひろ 福岡県開業 2000年、九州大学歯学部卒業後、九州大学病院顔面口腔外科勤務。2006年、博士号取得(歯学博士)。飯塚病院歯科口腔外科、大隅鹿屋病院歯科口腔外科、九州大学顔面口腔外科、福岡県内の歯科医院を経て、2016年、やましろ歯科口腔外科開院(福岡県福津市)。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。